今回のお参りは、第四番札所、黒巌山・大日寺です。
三方を山に囲まれ、前回お参りした金泉寺に比べると、随分と『奥に入った』印象を受けます。
十年程前までは、道が細く、建物も荒れていましたが近年は整備が進んでいます。
こちらの山門は『鐘楼門』といって、鐘撞堂が一緒になった形式のものです(現在、鐘は撞けません)。
山門を潜ると、木々が迫ってくる様な、荘厳な威圧感を味わう事が出来ます。
夕刻に、四方から響いて来る、笹の葉が触れ合う音を「竜がトグロを巻いているかの様だ」と例える方も。
本堂と大師堂は回廊でつながっており、雨に濡れずにお参りが出来る様に配慮がなされています。
また、こちらには『通夜堂』と言い、重い病気の方を引き取り、養生して差し上げた施設が残っています。
伝染病というと、当時は触れる事すらためらう風潮があったでしょうが、信心深い近隣の方々がお世話して
差し上げたそうです。
**************
ここで、こうゆうさんから参拝のアドバイス
大型バスの参拝ツアーの団体と一緒になると、境内も混雑して大変です。
お参りの順番は、まず本堂、続いて大師堂というのが本来の姿ではあります。
ただ、参拝者が大勢おられるなら、融通を利かせて、空いている方からお参りされて結構です。
また、先にお参りされている方がいらっしゃったら、後から来た方は、大声でドヤドヤ押しかけない様に、
配慮が必要です。
団体でお参りされる場合は、特に御注意を。
次に、きょんきょんからの質問
お参りの時間は?
お遍路姿と普段着姿、お参りの仕方の違いは?
対する、こうゆうさんの回答。
お参りの時間
朝の8時から夕方5時まで。それを過ぎると、山門と納経所が閉まってしまいます。
時代の流れと共に、セキュリティーの必要性も高まり、遅くまで境内に滞在する事や、野宿する事を禁止するお寺も増えました。
お参りの仕方の違い
信仰の道に入るきっかけは、人それぞれです。
全ての人が、初めから完全装備でお遍路を始めたい、と思う訳ではありません。
キチンとお参りする人の姿を見習って、「自分も!」・・・と思う方もいるでしょう。
ですから、相応しくない格好でお寺に来る人に向かいあれこれ指摘するより、まず「自分がキチンとする」という心掛けが大切です。
間違っても『相応しくない人』を真似て、自らの徳を貶める事のない様に。
乱れた空気は、境内全体に伝染してしまいます。
**************
さてお待ちかね、米裕さんの創作小噺「凸凹同行記」。
たけやん・ごんたの凸凹コンビが繰り広げる、楽しい会話から、今回もさりげなく勉強させて頂きました。
御本尊である大日如来を、お大師様が『三礼一刻』で彫り上げられた、という事。
衰退したお寺を、信者達が『万人講』で再建した事。
信者一人一人の力は微かでも、その力を『合力』して功徳を積むことが出来る、という事。
そして、その功徳を積む行為が、『作善』である事。
・・・う~ん、深い。
**************
最後は、ロケ中に出逢った女の子へ、きょんきょんがインタビューを行いました
てくてくインタビュー「ひとへんろ。」
宇和島出身で、歩き遍路をされているというこの方、故郷を離れていた時期があり、自分の生まれた土地を知って、地元の人達とも話をしてみたい、というのがお遍路のきっかけだそうです。
歩いてみて発見したのは、四国という土地と、そしてこの場所に暮らす人々の素晴らしさ。
同じ島でありながら、県境を越えると、人も、自然も全く異なっている、と感じたそうです。
出掛けた土地の人達ばかりでなく、途中で一緒になるお遍路さん達との出逢いも、素晴らしいものだったとのこと。
現在は、生まれ故郷の宇和島を目指して、歩き続けているそうです。
**************
・・・という訳で、今回のダイジェストはこの辺で。
詳しくは、FMくらしきでのOAと、Podcastでチェック!!
三方を山に囲まれ、前回お参りした金泉寺に比べると、随分と『奥に入った』印象を受けます。
十年程前までは、道が細く、建物も荒れていましたが近年は整備が進んでいます。
こちらの山門は『鐘楼門』といって、鐘撞堂が一緒になった形式のものです(現在、鐘は撞けません)。
山門を潜ると、木々が迫ってくる様な、荘厳な威圧感を味わう事が出来ます。
夕刻に、四方から響いて来る、笹の葉が触れ合う音を「竜がトグロを巻いているかの様だ」と例える方も。
本堂と大師堂は回廊でつながっており、雨に濡れずにお参りが出来る様に配慮がなされています。
また、こちらには『通夜堂』と言い、重い病気の方を引き取り、養生して差し上げた施設が残っています。
伝染病というと、当時は触れる事すらためらう風潮があったでしょうが、信心深い近隣の方々がお世話して
差し上げたそうです。
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ここで、こうゆうさんから参拝のアドバイス
大型バスの参拝ツアーの団体と一緒になると、境内も混雑して大変です。
お参りの順番は、まず本堂、続いて大師堂というのが本来の姿ではあります。
ただ、参拝者が大勢おられるなら、融通を利かせて、空いている方からお参りされて結構です。
また、先にお参りされている方がいらっしゃったら、後から来た方は、大声でドヤドヤ押しかけない様に、
配慮が必要です。
団体でお参りされる場合は、特に御注意を。
次に、きょんきょんからの質問
お参りの時間は?
お遍路姿と普段着姿、お参りの仕方の違いは?
対する、こうゆうさんの回答。
お参りの時間
朝の8時から夕方5時まで。それを過ぎると、山門と納経所が閉まってしまいます。
時代の流れと共に、セキュリティーの必要性も高まり、遅くまで境内に滞在する事や、野宿する事を禁止するお寺も増えました。
お参りの仕方の違い
信仰の道に入るきっかけは、人それぞれです。
全ての人が、初めから完全装備でお遍路を始めたい、と思う訳ではありません。
キチンとお参りする人の姿を見習って、「自分も!」・・・と思う方もいるでしょう。
ですから、相応しくない格好でお寺に来る人に向かいあれこれ指摘するより、まず「自分がキチンとする」という心掛けが大切です。
間違っても『相応しくない人』を真似て、自らの徳を貶める事のない様に。
乱れた空気は、境内全体に伝染してしまいます。
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さてお待ちかね、米裕さんの創作小噺「凸凹同行記」。
たけやん・ごんたの凸凹コンビが繰り広げる、楽しい会話から、今回もさりげなく勉強させて頂きました。
御本尊である大日如来を、お大師様が『三礼一刻』で彫り上げられた、という事。
衰退したお寺を、信者達が『万人講』で再建した事。
信者一人一人の力は微かでも、その力を『合力』して功徳を積むことが出来る、という事。
そして、その功徳を積む行為が、『作善』である事。
・・・う~ん、深い。
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最後は、ロケ中に出逢った女の子へ、きょんきょんがインタビューを行いました
てくてくインタビュー「ひとへんろ。」
宇和島出身で、歩き遍路をされているというこの方、故郷を離れていた時期があり、自分の生まれた土地を知って、地元の人達とも話をしてみたい、というのがお遍路のきっかけだそうです。
歩いてみて発見したのは、四国という土地と、そしてこの場所に暮らす人々の素晴らしさ。
同じ島でありながら、県境を越えると、人も、自然も全く異なっている、と感じたそうです。
出掛けた土地の人達ばかりでなく、途中で一緒になるお遍路さん達との出逢いも、素晴らしいものだったとのこと。
現在は、生まれ故郷の宇和島を目指して、歩き続けているそうです。
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・・・という訳で、今回のダイジェストはこの辺で。
詳しくは、FMくらしきでのOAと、Podcastでチェック!!
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