今回のお参りは・・・3年半ぶりに帰って来ました。
第一番札所、竺和山・霊山寺へお礼参りです。
近頃はお遍路の形態も様変わりし、近隣の檀家・信者さんが寄り集まって
同じ先達さんの下で巡拝するという、昔ながらのスタイルは減ってきて、
お参りを希望する人が各々で旅行会社に申し込み、自分の都合が良い時に
個人単位でツアーに参加するという形式が主流になってきました
ですから、毎回、同行するメンバーも、先達さんも異なっているわけで、
団参の『一体感』というものは、残念ながら失われつつあるようです。
大窪寺さんで成満し高野山へと向かうルートとしては、歩き遍路の方なら
徳島から海路で渡るため、こちらの一番札所へお礼参りするという事は、
ごく自然な流れだったのですが、交通手段が発達し過ぎてしまった近年は
皮肉にも、この伝統が廃れて行く傾向にあると感じられます
でも、『巡拝』は、一連の数珠に例えられる事もあります。
八十八番を修めたならば、その足で再び一番札所へと向かう事で、初めて
修行の『輪』・・・終わる事の無い、永遠の巡礼が完成されるのです。
***********
山門に立つと、最初にお参りした日の事が、次々と脳裏に甦って来ます
杉本さんは、「橋の上で杖を突いてはならない」という作法を学んだ事を
思い出しました
真っ白な装束の初々しい、初めてのお遍路の方々が参拝する様子と同じく
杉本さんも最初は、お経本を手にしたまま、ただ立っているだけでした。
長い道のり、長い年月をかけて、日々精進を積み重ねた結果、最初の頃は
お経本を手にしていながら、それを読む事すら出来なかった杉本さんが、
今はお経本の助けもなしに、スラスラと読経が出来るまでになりました。
八十八箇所を修め、お礼参りで、輪が『つながった』・・・と思ったら、
『輪』と思って歩んで来た道が、実は螺旋、スパイラルだった・・・。
あの日と同じ場所に立っているようでいて、あの日よりも確実に進歩し、
少し上へと昇った、自分自身の姿を確認出来た事でしょう。
そんな杉本さん、今回は先達という大役を、無事務め上げられました
***********
さて、皆さんお待ちかね、米裕さんの創作小噺『凸凹同行記』。
八十八番を修め、霊山寺へお礼参りの二人。
最初の頃は泣き言ばかりだったごんたも、今では見違えるほどに成長して
たけやんを引っ張って行くまでになりました。
長い道中、たけやんに聞かせてもらった有り難いお話の数々も、しっかり
身に付いたようで、今や何処へ出ても恥ずかしくない、立派な青年です。
境内を見回すと、前回の大窪寺で会った、お礼参りの事を教えて下さった
あのお遍路さんと再会したごんた。
大窪寺で金剛杖を納める事なしに、そのまま使い続けているようなので、
理由を尋ねると、これから高野山へ向かうため・・・との事。
ごんた、「もしや?」と思い、たけやんに聞いたところ・・・
二人が故郷に帰る日は、もう少し先の話になりそうです
***********
そんな訳で、長らく愛されて来た、この『きくへんろ。』
遂に最終回・・・と思いきや、やはり、高野山へと向かいます
米裕さんいとっては、帰るべき場所。
こうゆうさんにとっては、青春期、修行に打ち込んだ、元気の出る場所。
高野山を知り尽くしたお二人が麓から順を追って、ラジオ史上にない位に
深く掘り下げて、御案下さるそうです
***********
・・・という訳で、今回のダイジェストはこの辺で。
詳しくは、FMくらしきのOAと、Podcastでチェック!!
第一番札所、竺和山・霊山寺へお礼参りです。
近頃はお遍路の形態も様変わりし、近隣の檀家・信者さんが寄り集まって
同じ先達さんの下で巡拝するという、昔ながらのスタイルは減ってきて、
お参りを希望する人が各々で旅行会社に申し込み、自分の都合が良い時に
個人単位でツアーに参加するという形式が主流になってきました
ですから、毎回、同行するメンバーも、先達さんも異なっているわけで、
団参の『一体感』というものは、残念ながら失われつつあるようです。
大窪寺さんで成満し高野山へと向かうルートとしては、歩き遍路の方なら
徳島から海路で渡るため、こちらの一番札所へお礼参りするという事は、
ごく自然な流れだったのですが、交通手段が発達し過ぎてしまった近年は
皮肉にも、この伝統が廃れて行く傾向にあると感じられます
でも、『巡拝』は、一連の数珠に例えられる事もあります。
八十八番を修めたならば、その足で再び一番札所へと向かう事で、初めて
修行の『輪』・・・終わる事の無い、永遠の巡礼が完成されるのです。
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山門に立つと、最初にお参りした日の事が、次々と脳裏に甦って来ます
杉本さんは、「橋の上で杖を突いてはならない」という作法を学んだ事を
思い出しました
真っ白な装束の初々しい、初めてのお遍路の方々が参拝する様子と同じく
杉本さんも最初は、お経本を手にしたまま、ただ立っているだけでした。
長い道のり、長い年月をかけて、日々精進を積み重ねた結果、最初の頃は
お経本を手にしていながら、それを読む事すら出来なかった杉本さんが、
今はお経本の助けもなしに、スラスラと読経が出来るまでになりました。
八十八箇所を修め、お礼参りで、輪が『つながった』・・・と思ったら、
『輪』と思って歩んで来た道が、実は螺旋、スパイラルだった・・・。
あの日と同じ場所に立っているようでいて、あの日よりも確実に進歩し、
少し上へと昇った、自分自身の姿を確認出来た事でしょう。
そんな杉本さん、今回は先達という大役を、無事務め上げられました
***********
さて、皆さんお待ちかね、米裕さんの創作小噺『凸凹同行記』。
八十八番を修め、霊山寺へお礼参りの二人。
最初の頃は泣き言ばかりだったごんたも、今では見違えるほどに成長して
たけやんを引っ張って行くまでになりました。
長い道中、たけやんに聞かせてもらった有り難いお話の数々も、しっかり
身に付いたようで、今や何処へ出ても恥ずかしくない、立派な青年です。
境内を見回すと、前回の大窪寺で会った、お礼参りの事を教えて下さった
あのお遍路さんと再会したごんた。
大窪寺で金剛杖を納める事なしに、そのまま使い続けているようなので、
理由を尋ねると、これから高野山へ向かうため・・・との事。
ごんた、「もしや?」と思い、たけやんに聞いたところ・・・
二人が故郷に帰る日は、もう少し先の話になりそうです
***********
そんな訳で、長らく愛されて来た、この『きくへんろ。』
遂に最終回・・・と思いきや、やはり、高野山へと向かいます
米裕さんいとっては、帰るべき場所。
こうゆうさんにとっては、青春期、修行に打ち込んだ、元気の出る場所。
高野山を知り尽くしたお二人が麓から順を追って、ラジオ史上にない位に
深く掘り下げて、御案下さるそうです
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・・・という訳で、今回のダイジェストはこの辺で。
詳しくは、FMくらしきのOAと、Podcastでチェック!!
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88霊場を巡る旅も終わり、今度は高野山ですね
来週以降がとても楽しみです