これまで歩いてきた阿波の国は『発心の道場』。
仏心に目覚めたものの、まだお遍路の意味も、作法も分からぬ状態。
ですから、初歩をしっかり学び、身につける、という段階でした
これから向かう土佐の国は『修行の道場』。
阿波一国を巡り終え、お遍路の何たるかを理解した立場として、いよいよ
実践に移る段階です。
厳しい自然の中、難所続きの道のりとなります。
継続する事の難しさを心の底から感じつつ歩む道中は、正に修行です。
尚、その先の伊予の国は『菩提の道場』、讃岐の国は『涅槃の道場』。
この4つの呼び名は、修行の段階を表しているそうです。
仏心に目覚めたものの、まだお遍路の意味も、作法も分からぬ状態。
ですから、初歩をしっかり学び、身につける、という段階でした
これから向かう土佐の国は『修行の道場』。
阿波一国を巡り終え、お遍路の何たるかを理解した立場として、いよいよ
実践に移る段階です。
厳しい自然の中、難所続きの道のりとなります。
継続する事の難しさを心の底から感じつつ歩む道中は、正に修行です。
尚、その先の伊予の国は『菩提の道場』、讃岐の国は『涅槃の道場』。
この4つの呼び名は、修行の段階を表しているそうです。
今回のお参りは第二十四番札所、室戸山・最御崎寺です。
今でこそ海岸沿いの平坦な道を通って参拝する事が出来ますが、かつては
険しい山道しかなく、かなりの難所だったようです。
目の前に広がる、雄大で迫力のある太平洋から吹きつけて来る風は強く、
遮るものがないため、日差しも強く感じます
この地で、お大師さまは御自身を、初めて『空海』と名乗ったそうです。
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さてお待ちかね、米裕さんの創作小噺『凸凹同行記』。
遠い道程をボヤくごんたですが、高知と言えば『かつおのタタキ』。
美味しい名産品を思い描いて、急に元気になります。
そのくせ、大事な事は全く頭に入らないごんたを見かねて、たけやんは、
虚空蔵菩薩さまの御真言を百万回唱える修行を紹介。
この行を修めると、記憶力が増し、書物等を一度目にしたならば、忽ちに
意味が理解出来て、決して忘れる事がないそうです
「そんなん、無理や」・・・『百万回』という気の遠くなる数字を聞いて
ごんたは実行を諦めてしまいます
「ならばこれから45回、般若心経を唱えてみよ」・・・と、たけやん。
ごんた、コレも無理と思っているようですが・・・。
これまでお参りした札所が23箇寺。
それぞれのお寺でお勤めする場所は、本堂と大師堂の2箇所ずつ。
と、言う事は、既に46回、般若心経を唱えている計算になります
「数に惑わされて、いきなり最初から『無理』と決め付けるのではなく、
目の前の事をキチンと修めて行けば、知らぬ内に完成している・・・。」
コレが即ち『修行』。
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続いては杉本さんの、てくてくインタビュー・ひとへんろ。
足取りの重い男性を発見、尋ねてみると新潟からいらした歩き遍路の方。
3年前「今しかチャンスはない」と発心、まずは番外霊場から巡り始め、
現在は番外と八十八箇所を同時に廻っているそうです。
歩き始めた当初は「何故、来てしまったのだろう?」と後悔されたとか。
今はゴールに向かって一歩ずつ、着実に進んでおられるようです。
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お参りを修めた一行は、巨岩だらけの岬へとやって来ました。
吹く風は、菅笠が飛んで行きそうなくらいに強烈です。
眼前には、何にも遮られることなく広がる、空と海。
お大師さまは、この地の御厨人窟(みくろど)で、虚空蔵求聞持法という
荒行を修められました。
日本国内でも屈指の雄大さを味わう事の出来る、こちらの札所。
海岸沿いの道が存在しなかった頃は、ゴロゴロと転がる大きな岩の間を、
ロッククライミングの如く越えて行く、大変な修行だった事でしょう。
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・・・という訳で、今回のダイジェストはこの辺で。
詳しくは、FMくらしきのOAと、Podcastでチェック!!
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