今回のお参りは第三十四番札所、本尾山・種間寺です。
平地の用水路沿い、大変のどかな田園風景の中に位置するこちらのお寺
山門である左右の石柱に、八文字ずつ漢字が刻まれています。
向かって右側には「我是名號壱経其耳」。
そして、左側には「衆病悉除身心安楽」。
「さあ、この言葉から、御本尊さまを当てよ!!」
こうゆうさんから突然出題されたクイズに対し、杉本さんの回答は・・・
「お薬師さま。」
・・・大正解です
「私の真言を、一つのお経としてその耳から聞いたならば、衆生の病気を
ことごとく除き去り、心身に安楽がもたらされる。」
ただ単に病気を治すだけなら、医学と何ら変わる所はありません。
一心に信じ、そしてお任せしたなら、何の心配もなく、身も心も安らかに
リラックス出来る。
・・・そこが、お薬師さまの功徳の有り難さです
***********
境内の『子育て観音』さまには、底のない柄杓が多く奉納されています。
これは、妊婦が持参した柄杓の底を抜いて、3日かけて安産祈願した後、
家に持ち帰って出産までお札と共に大事にお祀りし、無事生まれた暁には
お礼参りする、という風習のためです。
(現在は、祈願に必要なものはお寺で用意して頂けるそうです。)
『底を抜く』という行為は、『障りなく、安産となりますように』という
願いが込められているのかもしれません。
様々な身分、様々な立場の人々に対し、仏教を説き、広めてゆくためには
身近な道具や例えを使い、分かり易く説明する必要があったのでしょう。
***********
『種間』という珍しい寺号。
これは弘法大師空海さまが、唐からお持ち帰りになった五穀を、この地に
植えられた事が縁起だそうですが・・・
『種』はともかく、『間』とは何を意味するのか?
いくら気候条件が整っているからといって、『間』をとらず種を撒くと、
密集のため日光は遮られ、栄養も水も不足し、作物の収穫は減少します
「間がなき事を間抜けという。」
・・・考えさせられる言葉です。
***********
さて、皆さんお待ちかね、米裕さんの創作小咄、凸凹同行記。
種間寺の寺号は、お大師さまが唐から持ち帰られた五穀を植えた、という
伝説に由来する事を説明するたけやん。
ごんたに向かって、五穀を知っているか聞いてみると・・・
御飯に玄米、果てはお粥に炒飯などと、デタラメな答が返ってきました
地方によって異なるようですが、五穀とは米・麦・粟・稗・黍です
黍と言えば、桃太郎のきび団子
高知では、アワ団子やヒエ団子を持たせて旅に出させる、といったお話も
伝わっているようです。
これには、鬼が島を人生になぞらえ、
「生きて行くためには、質素倹約を守れ!!」
・・・という教えが含まれているのです。
犬や猿、キジが、それを目当てに鬼が島へお供した、というお話のため、
多くの人から勘違いされているのですが、きび団子、美味しい食べ物では
決してありません。
「『一つください、お供します』・・・とはならんなぁ。」
美味しいものには目がない、ごんたの呟きでした。
***********
・・・という訳で、今回のダイジェストはこの辺で。
詳しくは、FMくらしきのOAと、Podcastでチェック!!
平地の用水路沿い、大変のどかな田園風景の中に位置するこちらのお寺
山門である左右の石柱に、八文字ずつ漢字が刻まれています。
向かって右側には「我是名號壱経其耳」。
そして、左側には「衆病悉除身心安楽」。
「さあ、この言葉から、御本尊さまを当てよ!!」
こうゆうさんから突然出題されたクイズに対し、杉本さんの回答は・・・
「お薬師さま。」
・・・大正解です
「私の真言を、一つのお経としてその耳から聞いたならば、衆生の病気を
ことごとく除き去り、心身に安楽がもたらされる。」
ただ単に病気を治すだけなら、医学と何ら変わる所はありません。
一心に信じ、そしてお任せしたなら、何の心配もなく、身も心も安らかに
リラックス出来る。
・・・そこが、お薬師さまの功徳の有り難さです
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境内の『子育て観音』さまには、底のない柄杓が多く奉納されています。
これは、妊婦が持参した柄杓の底を抜いて、3日かけて安産祈願した後、
家に持ち帰って出産までお札と共に大事にお祀りし、無事生まれた暁には
お礼参りする、という風習のためです。
(現在は、祈願に必要なものはお寺で用意して頂けるそうです。)
『底を抜く』という行為は、『障りなく、安産となりますように』という
願いが込められているのかもしれません。
様々な身分、様々な立場の人々に対し、仏教を説き、広めてゆくためには
身近な道具や例えを使い、分かり易く説明する必要があったのでしょう。
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『種間』という珍しい寺号。
これは弘法大師空海さまが、唐からお持ち帰りになった五穀を、この地に
植えられた事が縁起だそうですが・・・
『種』はともかく、『間』とは何を意味するのか?
いくら気候条件が整っているからといって、『間』をとらず種を撒くと、
密集のため日光は遮られ、栄養も水も不足し、作物の収穫は減少します
「間がなき事を間抜けという。」
・・・考えさせられる言葉です。
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さて、皆さんお待ちかね、米裕さんの創作小咄、凸凹同行記。
種間寺の寺号は、お大師さまが唐から持ち帰られた五穀を植えた、という
伝説に由来する事を説明するたけやん。
ごんたに向かって、五穀を知っているか聞いてみると・・・
御飯に玄米、果てはお粥に炒飯などと、デタラメな答が返ってきました
地方によって異なるようですが、五穀とは米・麦・粟・稗・黍です
黍と言えば、桃太郎のきび団子
高知では、アワ団子やヒエ団子を持たせて旅に出させる、といったお話も
伝わっているようです。
これには、鬼が島を人生になぞらえ、
「生きて行くためには、質素倹約を守れ!!」
・・・という教えが含まれているのです。
犬や猿、キジが、それを目当てに鬼が島へお供した、というお話のため、
多くの人から勘違いされているのですが、きび団子、美味しい食べ物では
決してありません。
「『一つください、お供します』・・・とはならんなぁ。」
美味しいものには目がない、ごんたの呟きでした。
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・・・という訳で、今回のダイジェストはこの辺で。
詳しくは、FMくらしきのOAと、Podcastでチェック!!
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