今回のお参りは第五十六番札所、金輪山・泰山寺です。
今治市郊外の住宅地、少し小高い場所にあるこちらのお寺。
平成十二年に改修された周囲の石垣が、まるで要塞のような迫力です。
元々は山号の通り、金輪山という山中に位置していましたが、その頃の、
『山そのものが伽藍』という考えで、現在も山門がない事で有名です。
***********
弘仁6(815)年、豪雨で近くの川が氾濫し、人や物が流された
だけでなく、
洪水後には疫病が流行し、この辺りの土地は大変な被害を蒙りました
巡錫でこの地を訪れた空海さまは、災厄を引き起こす悪霊を鎮めるため、
『土砂加持』を修されたところ、満願の7日目に地蔵菩薩さま
が出現。
その時のお姿を刻んだものが、泰山寺の御本尊です。
この土砂加持の『土砂』とは、お寺に伝わるサラサラの細かな砂の事で、
お釈迦が荼毘に付された後の灰を表すものとされています。
この土砂、即ち仏さまの一部を水に溶き、土地に撒く事で全てを浄化して
供養されていない諸霊を弔うという修法だそうです。
尚、寺号の『泰山寺』ですが、川の氾濫で村人が減ってしまった事から、
子孫繁栄を願っての『女人泰産』が変じた名前と言われています。
***********
さて、皆さんお待ちかね、米裕さんの創作小噺『凸凹同行記』。
久々に登場のごんた。
納経所で500円払い、『納経してもろてきた』と賑やかに言っ
ています。
でも、たけやんによれば、納経とは、本堂や大師堂でお経を納める事。
ですから、納経所で頂く朱印とは、『お経を納めて頂いた』という事を、
お寺が証明した印です。
御本尊さまに喜んで頂き、功徳になるという意味の朱印
ただ、その気持ちが欠けた者のために、お賽銭、または納経料という形で
皆のためになる事に参加してもらっているわけです。
決して、お金で朱印を買っているわけではありません。
ところで、納経所が開いている時間は、朝の8時から夕方5
時までですが、
この決まりは、ほんの50年ほど前に出来たものだそうです。
それまで、参拝者は常識に従って、朱印を頂いていたのですが、ある時、
一人のお遍路さんが夜中、とある寺にお参りし、寝ていた住職を起こして
朱印を頂いたそうです。
「あのお寺では、いつお参りしても、朱印を頂ける。」
噂は瞬く間に広まり、そのお寺には、夜中に参拝者が団体で押しかけて、
住職はおろか、近隣の住民も大きな迷惑を受けたそうです
お遍路は修行です。
周囲への配慮を欠いた行動を平気でする者を、修行者とは呼べません。
***********
最後は、杉本さんのてくてくインタビュー・ひとへんろ。
今回は、駐車場傍にある土産物屋さんの、明るい看板娘
(?)さんが登場。
野菜や果物の他、一番の売り、今治特産の『タオル』。
お薦めは『ほほえみガーゼタオル』だそうです。
お店をやっていると、色々な出会いがありますが、お遍路の方というのは
何かしら『重たいもの』を背負っていて、笑顔であっても、何かの折に、
その『重たいもの』が垣間見えるそうです。
因みに、『きくへんろ。』一行の印象を尋ねますと、
「楽しそう」
・・・との事でした(笑)
***********
・・・という訳で、今回のダイジェストはこの辺で。
詳しくは、FMくらしきのOAと、Podcastでチェック!!
今治市郊外の住宅地、少し小高い場所にあるこちらのお寺。
平成十二年に改修された周囲の石垣が、まるで要塞のような迫力です。
元々は山号の通り、金輪山という山中に位置していましたが、その頃の、
『山そのものが伽藍』という考えで、現在も山門がない事で有名です。
***********
弘仁6(815)年、豪雨で近くの川が氾濫し、人や物が流された
だけでなく、
洪水後には疫病が流行し、この辺りの土地は大変な被害を蒙りました
巡錫でこの地を訪れた空海さまは、災厄を引き起こす悪霊を鎮めるため、
『土砂加持』を修されたところ、満願の7日目に地蔵菩薩さま
が出現。
その時のお姿を刻んだものが、泰山寺の御本尊です。
この土砂加持の『土砂』とは、お寺に伝わるサラサラの細かな砂の事で、
お釈迦が荼毘に付された後の灰を表すものとされています。
この土砂、即ち仏さまの一部を水に溶き、土地に撒く事で全てを浄化して
供養されていない諸霊を弔うという修法だそうです。
尚、寺号の『泰山寺』ですが、川の氾濫で村人が減ってしまった事から、
子孫繁栄を願っての『女人泰産』が変じた名前と言われています。
***********
さて、皆さんお待ちかね、米裕さんの創作小噺『凸凹同行記』。
久々に登場のごんた。
納経所で500円払い、『納経してもろてきた』と賑やかに言っ
ています。
でも、たけやんによれば、納経とは、本堂や大師堂でお経を納める事。
ですから、納経所で頂く朱印とは、『お経を納めて頂いた』という事を、
お寺が証明した印です。
御本尊さまに喜んで頂き、功徳になるという意味の朱印
ただ、その気持ちが欠けた者のために、お賽銭、または納経料という形で
皆のためになる事に参加してもらっているわけです。
決して、お金で朱印を買っているわけではありません。
ところで、納経所が開いている時間は、朝の8時から夕方5
時までですが、
この決まりは、ほんの50年ほど前に出来たものだそうです。
それまで、参拝者は常識に従って、朱印を頂いていたのですが、ある時、
一人のお遍路さんが夜中、とある寺にお参りし、寝ていた住職を起こして
朱印を頂いたそうです。
「あのお寺では、いつお参りしても、朱印を頂ける。」
噂は瞬く間に広まり、そのお寺には、夜中に参拝者が団体で押しかけて、
住職はおろか、近隣の住民も大きな迷惑を受けたそうです
お遍路は修行です。
周囲への配慮を欠いた行動を平気でする者を、修行者とは呼べません。
***********
最後は、杉本さんのてくてくインタビュー・ひとへんろ。
今回は、駐車場傍にある土産物屋さんの、明るい看板娘
(?)さんが登場。
野菜や果物の他、一番の売り、今治特産の『タオル』。
お薦めは『ほほえみガーゼタオル』だそうです。
お店をやっていると、色々な出会いがありますが、お遍路の方というのは
何かしら『重たいもの』を背負っていて、笑顔であっても、何かの折に、
その『重たいもの』が垣間見えるそうです。
因みに、『きくへんろ。』一行の印象を尋ねますと、
「楽しそう」
・・・との事でした(笑)
***********
・・・という訳で、今回のダイジェストはこの辺で。
詳しくは、FMくらしきのOAと、Podcastでチェック!!
PR
トラックバック
トラックバックURL: