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2025/02/03 05:38 |
【72番】我拝師山・曼荼羅寺《きくへんアルバム》
第七十二番札所、我拝師山・曼荼羅寺のアルバムです


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魅惑の世界へようこそ~。
山門からの本堂の眺めは素晴らしいです
近道しては勿体ないでしょう!!

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これがお大師様お手植えの笠松
あれ?なくなったはずでは??

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すみません写真でした。
立派な笠松だったんですね

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こちらは護摩堂です。


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山門の内側には大草鞋がありますよ
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2010/04/10 17:30 | Comments(0) | TrackBack() | きくへんアルバム
【72番】我拝師山・曼荼羅寺《放送内容》
今回のお参りは第七十二番札所、我拝師山・曼荼羅寺です。

田園風景を眺めながら、細い道を山の方へ入った所にあるこちらのお寺。
596年、空海さまの先祖である佐伯氏の氏寺として創建されましたが、
後に、恵果和尚(空海さまの師匠)の青龍寺に倣って伽藍が整備されたと
伝えられています。

駐車場には境内への近道を示す表示がありますが、やはり山門から入って
『引いて』全体を見渡し、そのスケールを味わいたいものです。


***********

こちらの寺号にも使われている『曼荼羅』という言葉から、杉本さんは、
色々な仏さまが散りばめられた『絵』を思い浮かべるそうです

実際には、曼荼羅は平面的な絵画だけでなく、立体の物など様々な種類が
存在するのですが、この曼荼羅とは一体、何なのでしょう?

巷の解説本等では、『世の中や宇宙のしくみ全てを表現したもの』などと
今一つピンとこない説明しかなされていません。

静かに瞑想する仏さまもいらっしゃるかと思えば、周辺部に目をやると、
恐ろしい形相の、鬼のような姿も描かれている

分かり易く説明すれば、そこに表現されている仏の世界も、現世と同じで
全てが、互いに影響を及ぼし合う関係にある事を描いているのです。

ただ、『現世と同じ』とは言っても、それは『影響を及ぼし合う』という
作用の側面に限っての事。

この俗世間にあって、徒に時を過ごすだけの、愚かで哀れな人間たちと、
曼荼羅世界に表現された仏さまが、等価値な訳では決してありません。

曼荼羅の中の個性あふれる諸仏は、それぞれが最大限の能力を発揮して、
全身全霊でお働きになっているのです。

そんな、清浄なる尊い世界のお名前を寺号に頂く、こちらの曼荼羅寺。
近道ではなく、正式な参道を通って、キチンとお参りしたいものです

***********

さて、皆さんお待ちかね、米裕さんの創作小噺『凸凹同行記』。

たけやん、「おかしい」と呟きつつ、曼荼羅寺境内を歩き回っています

どうやら、お大師さまのお手植えと伝えられる『不老松』が見当たらず、
探しているようなのですが、ごんたがその痕跡を発見しましたが、それは
『笠松大師』という、空海さまの像。

18メートル四方にも枝をはる巨木だったというその不老松は、残念ながら
平成14年に松喰い虫の被害に遭い枯れてしまったそうで、現在はその幹に
お大師さまのお姿を刻んだ笠松大師像が残るのみです。

『不老』と名付けられた松でさえ、やがては枯れて滅びる。
『諸行無常』という理を学ぶには、これ以上ない機会でしょう。

古来より洋の東西を問わず、不老不死を切望し、そしてそれを追い求める
権力者の逸話は、数多く伝わっています。

これまでの己の行いを顧みて悔み、行く末に不安を覚える。
・・・ならばこれから先、どちらを向いて生きれば良いのか?

『死』への恐怖。
それは、人間を磨くための、最上の材料でもあるのです。


***********

不老松に象徴される様に、永遠に存在し続けると思われるものであっても
この世に生まれ出た形あるものは、必ず滅びます。

ただその一方で、『変わらないもの』もあります。
それは・・・思い出、記憶というもの。

・・・・・・・・・・・

こうゆうさんの息子さん(次男)が4歳の頃の事。
彼のおばあちゃんが、お友達と共にお遍路に出たそうです。

おばあちゃんっ子だった次男クン、一緒について行きたがったそうですが
時間や行程等を考えると幼児には無理という事で、留守番となりました。

ところが、どうしてもおばあちゃんに会いたいと、泣き始めた次男クン

そんな彼の姿を見たこうゆうさんは、おばあちゃん達の行程を調べると、
遍路装束の次男クンを車に乗せ、その日の一行が向かう札所に先回り。

朝一番の曼荼羅寺の門前、凛々しいお遍路姿で立つ次男クン。
驚きと感激の入り交じった表情のおばあちゃんと、無事再会出来ました


・・・・・・・・・・・

曼荼羅寺にお参りする度に、こうゆうさんの脳裏には、その当時の情景が
鮮明に甦って来るそうです。

家族の、ほんの些細な出来事。
それが、何気ない日常の風景でも、お寺の持つ空気が優しく包み込んで、
かけがえのない思い出として、いつまでも心に残るのかもしれません

***********

・・・という訳で、今回のダイジェストはこの辺で。

詳しくは、FMくらしきのOAと、Podcastでチェック!!

2010/04/03 17:30 | Comments(0) | TrackBack() | 放送内容
【71番】剣五山・弥谷寺《きくへんアルバム》
第七十一番札所、剣五山・弥谷寺のアルバムです

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山の中にある弥谷寺。広い境内です。
気合を入れてお参りします


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本道に向かう階段を上っています

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本堂には多宝塔経由で登って行くことに。
なんとも急な石段!

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山の岩肌に刻まれた磨崖仏の前でも収録

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お大師堂と納経所につきました
この頃には足がガクガク!?

2010/03/27 17:30 | Comments(0) | TrackBack() | きくへんアルバム
【71番】剣五山・弥谷寺《放送内容》
今回のお参りは第七十一番札所、剣五山・弥谷寺です。

巷に溢れる、お遍路のガイドブック。
そのどれを見ても、『四国有数の石段のある札所』として紹介されている
こちらのお寺、段数は五百段を超えているとか

日本各地には『死者の魂が山へ還る』といった考え方の残る場所があり、
この弥谷寺周辺の地域も同様なのですが、ただ、ここの独特な風習として
『魂を山へお連れする』という形態がとられて来たそうです。

だから、この弥谷寺への参道は、言わば『黄泉の国』へ至る道。
喘ぎながら石段を上る一行ですが、道のりが厳しいのは当然なのです

***********

こちらの開基は、空海さまより前の時代に活躍された、行基菩薩さまだと
伝えられています。

元々、日本に伝来した当時の仏教は、国の守護の下で、鎮護国家の役割が
主要なものでした。

ところが行基菩薩さまは、そのような『高い場所』から下りて来られて、
庶民のために教えを説いて、民衆を動かすという、当時の常識からすれば
型破りな方法で、み教えを広められました。

その様な、行基さまの尊いお姿・行いに影響を受けたお坊さん方も多く、
各地に残る行基伝説の中には、行基さまの名を語って民衆のために動いた
無名の僧侶達の活動も含まれているのでは?・・・と考えられています。

***********

息も絶え絶えになりながら、一行がやっとの思いで辿り着いた大師堂。
山の岩肌に張り付くように建てられた、特殊な造りのお堂です。

尚、ここまでの石段が、百八段。
目指す本堂へ行き着くには、まだまだ上へと向かわねばなりません。

米裕さん、お参りには『遥拝』という方法もあると提案されますが・・・
どうやら、却下のようです(笑)

***********

さて、皆さんお待ちかね、米裕さんの創作小噺『凸凹同行記』。

奇妙な叫び声を上げるごんた。
一体何事か、たけやんが尋ねると、仏さまと喧嘩をしている、との事

見れば、ごんたが相対しているのは、胸の前で両の拳を合わせたお姿の、
金剛拳菩薩さま

勇ましく見える外観は、説法をなさっているお姿だそうです。

お遍路は、悟りを求め、仏さまと一体になる旅です。

『同行二人』として、いつも見守って下さっているお大師さまを信じて、
任せ切る・・・即ち、帰依する。

お大師さまに憧れ、従い、体と言葉と心までも、お大師さまになり切る。
・・・その瞬間、その人は既に、仏さまになっているのです。

金剛拳菩薩さまの、胸の前で拳を重ねた力強いお姿は、仏道を歩む人々に
「その覚悟を忘れるな」という事を、身をもって示しておられるのです。

***********

本堂でのお参りを修めた一行は、眼下に町を見渡す山の岩肌に刻まれた、
摩崖仏の元へとやって来ました。

残念ながら部分的に欠けていたりしますが、おそらく明治期の廃仏毀釈の
爪痕でしょう。

仏教伝来以前、日本人は木々や川、山などを神として崇めていましたが、
そんな神々の宿る場所へ、海外からやって来た仏さまのお姿を刻む

互いの尊さを認め合い、融合した形。
仏教と日本古来の信仰、それぞれの懐の深さを窺い知る事が出来ます。

***********

札所のお参りの形態としては、お堂の外から納経するのが一般的ですが、
こちらのお大師堂では、靴を脱いで、中に上がらせて頂きます

前述の通り、険しい山の地形に合わせた、岩肌に張り付く特殊な造りで、
奥の院の『獅子の岩窟』などをお参りさせて頂く事が出来ます。

とにかく、そこに座って、その場の『気』を頂くだけで有り難い。

・・・そんな、無意識に『南無大師遍昭金剛』の御宝号が口から出る様な
厳しさの中にも爽やかな空気を感じる、不思議で神聖な空間です

***********

・・・という訳で、今回のダイジェストはこの辺で。

詳しくは、FMくらしきのOAと、Podcastでチェック!!

2010/03/20 17:30 | Comments(0) | TrackBack() | 放送内容
【70番】七宝山・本山寺《きくへんアルバム》
第七十番札所、七宝山・本山寺のアルバムです

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山門前で収録中です。

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すっきりとした境内。
気持ちが落ち着きますね

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五重塔です

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ご本尊は馬頭観音菩薩ですので
馬の銅像がありました

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ミキサーを担ぐこうゆうさん。
なかなかお似合いです

2010/03/13 17:34 | Comments(0) | TrackBack() | きくへんアルバム

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