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2025/05/13 12:49 |
【32番】八葉山・禅師峰寺《きくへんアルバム》
第三十二番札所、八葉山・禅師峰寺のアルバムです。

080809_01.jpg
奇岩の前に立つ不動明王像。
迫力あります

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自然石の石段は慎重に上りましょう

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阿弥陀堂です。

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駐車場から海を眺めているところ。
昔の人もこうやってお寺からを眺めながら
航海の安全を祈ったのでしょうね
しかし絶景です
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2008/08/09 18:00 | Comments(0) | TrackBack() | きくへんアルバム
【32番】八葉山・禅師峰寺《放送内容》
今回のお参りは第三十二番札所、八葉山・禅師峰寺です。

山号の『八葉』とは、仏さまが座していらしゃる蓮の花の葉を表します。
御本尊の十一面観音さまは、お大師さま自ら刻まれたと伝わっています。

風の強い断崖絶壁に位置する、こちらのお寺。
眼下に海を見渡す事が出来て、航海の安全を見守るお役目があります

今でこそ車で楽に参拝出来ますが、旧参道は傾斜が急な上に、海から吹く
強い風もあり、『修行の道場』を実感出来ます。

並みに刻まれた奇怪な形の岩が多いため、石段は、参拝者の足にとっては
決して『親切な造り』とは言えませんので、足下に注意が必要です

でも、そうして登り切った先には、絶景が待っています

***********

お遍路とは、元々『辺地』信仰と言って、土地の端々を巡る修行でした。

昔は地図がありませんから、太陽や月の位置を見て方角を確認しながら、
海沿いを歩いたのだそうです。

***********

さて、皆さんお待ちかね、米裕さんの創作小噺、凸凹同行記。

ケッタイな岩と、『禅師峰寺』という珍しい名前のお寺に興味を引かれた
ごんた。

禅師とは山岳修行のお師匠さんを指す名前なので、その昔、この一帯には
山伏が多くいたのだろう、とたけやんが推測します。

眼下に広がる太平洋を眺めつつ、ここは海の神を祀った場所だという事を
たけやんが教えますと、断崖絶壁の山の上なら、山の神では?・・・と、
疑問に感じるごんた。

海の神を諌めるために、捧げ物をする。
そこが、海を見渡す山の上の岩場なら、その岩が御神体となる。
・・・ならば、山の天辺に海の神を祀る事も、不思議ではありません。

神社仏閣が存在している事には、ちゃんとした理由があります。

ただ単に表面を眺めるだけではなく、その背景にある歴史を学び、そして
その場にある意味
を考えれば、全てが理解出来るはずです。

たけやんの分かり易い説明に納得したごんた、境内の『船魂観音』さまを
見つけました。

船魂(フナダマ)さまとは、船が完成した時に来て頂く
神さまだそうです。

室戸岬から続く海沿いのお札所は、どのお寺も同じお役目を持っており、
海の神を諌め、航海の安全のために火を焚いていたそうです

ある者は炎に海の神を感じ、航海から帰って来る者は、灯台の明りを見て
何とも言えぬ安心感を抱いた事でしょう

ところで、海の神に「供養する」というたけやんの言葉に違和感を抱いた
ごんた。

『供養』とは、死んだ者のために行うものと思っていたようですが・・・

たけやんによれば、供養とは『供え、養う』こと。
即ち、お供えをさせて頂き、喜んでもらう事で、神や仏の御加護を頂く。

「恐いから、迷わぬように、祟らぬように」との思いから行う事などでは
決してありません

お力を頂ける様な事を日々積み上げる行為、これを『善根を積む』と言い
こういった習慣を持つ人は、精進を積み重ねていて心も清らかですから、
魔も近付いては来ません。

そういった事に気付いた人々が、命を供養してまで守り継いで来たのが、
神仏の祀られている場所です。

そこに込められているのは、『自分のため』などという気持ちではなく、
『皆のために』という思いです

***********

こちらの境内は、坂本龍馬で有名な桂浜も見渡せる場所にあることから、
観光を兼ねたお参りの方も多くいらっしゃいます。

本堂と海岸の間にも、多くの奇岩があります。

おそらく、元々この場所にはお堂などの立派な建物があった訳ではなく、
自然の岩を利用した祠や洞窟等、荒々しい環境で修行されていたのでは?
・・・というのが、こうゆうさんの推測です。

実際、目にする岩には、神仏が宿っているかの様な神聖さを感じます

***********

続いては、杉本さんのてくてくインタビュー・ひとへんろ。

静岡からいらした、歩き遍路の女性。
洗練されたお遍路スタイルの秘密とは・・・スポーツ用スパッツ。
膝を保護する役目も果たしてくれるそうです。

1時間に1回の休憩というリズムで、1番から順に歩いて来たそうですが、
疲れてくると、休憩に要する時間が徐々に長くなる、との事。

また、杉本さんは、歩き遍路をしながらの観光に興味があった様ですが、
この女性の経験からすると、お参りと観光との同時進行は難しいそうで、
観光の場合はそちらに専念し、お参りを休んで楽しむそうです。

***********

番組の最後に紹介頂くのは、凸凹同行記でも登場した、船魂観音さま

海上の安全を祈願し、弘法大師空海さま自ら刻まれたとされる、この像。
参勤交代の際、歴代藩主が必ずお参りされたそうです。

地元の方々をお護りし、人々から慕われてきた、こちらのお寺。
親しみを込めて『峰寺さん』と呼ばれるのも、理解出来る気がします

***********

・・・という訳で、今回のダイジェストはこの辺で。

詳しくは、FMくらしきのOAと、Podcastでチェック!!

2008/08/06 00:41 | Comments(2) | TrackBack() | 放送内容
【31番】五台山・竹林寺《きくへんアルバム》
第三十一番札所、五台山・竹林寺のアルバムです

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仁王様と記念撮影


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お大師堂です。

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20mはありそうな巨木です。
その下でたくさんの人が
お参りしてます

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五重塔とテレビアンテナ。
どっちが高い!?

2008/07/26 18:10 | Comments(0) | TrackBack() | きくへんアルバム
【31番】五台山・竹林寺《放送内容》
今回のお参りは第三十一番札所、五台山・竹林寺です。

高知有数の観光スポットの一角に位置するこちらのお寺。
お遍路さんは勿論、多くの観光客で賑わっていますが、一歩境内に入ると
歴史を感じさせる、静かな空間が広がっています

***********

8世紀。
唐の五台山で、文殊菩薩から教えを授かる夢を御覧になった聖武天皇が、
国内で五台山に似た地形・相応しい場所を探すように、との命を下され、
それに応えて行基さまが開山されたのが、この竹林寺です。

文殊さまで連想するのが『三人寄れば文殊の智慧』

『三人集まれば、優れたアイディアが出る』と理解されているこの言葉、
本当は『アイディアを独り占めするのではなく、智慧者が三人集まれば、
より大きな成果が得られる』
という意味だそうです。

***********

本堂目指して登る内に、石段の一段一段の高さはどの様に決められるのか
気になった杉本さん

こうゆうさんの回答は次の通り

基本は、坂道の傾斜とのバランスによります。
ただ、修行の道場は、厳しさを表すため、高めに造られるそうです
朝鮮など、唐の影響が強い地域も、段差を高く創られている、との事。
また、お城の石段も高めですが、これは防衛上の戦略です

***********

さて、皆さんお待ちかね、米裕さんの創作小咄、凸凹同行記。

竹林寺に到着したごんた、いきなり「タケバヤシさぁ~んっ!!」・・・と
お友達の名前を呼んでいます。

故郷の高知へ帰った竹林さんが、歩き遍路を頑張っているのごんたの事を
励ましてくれる夢を見た事
から、竹林寺を竹林家と思い込んだようです。

たけやんは笑いながら、この竹林寺が、実は聖武天皇の夢見がきっかけで
行基さまによって開山された
事を教えます。

その行基さま、文殊菩薩さまの生まれ変わりと言われていたそうですが、
こんな不思議なエピソードが残っています。

南天竺の婆羅門僧正というお坊さんが、文殊菩薩さまのおられるという、
中国の五台山を目指し、旅をされました

しかし、現地に着くと、ある老人から

「文殊菩薩さまは日本に生まれ変わり、衆生を救っておられる。」

という話を聞かされました。

そこで婆羅門僧正は、船で日本を目指し、天平七年八月、到着したのが、
難波の津。

折しもそこでは、行基さまが大法要を営まれていました。

行基さま婆羅門僧正
笑顔で交わし合った言葉は、梵語・・・古代インド語だったそうです。

このお二人、かつてお釈迦さまの下で共に修行をなさったという間柄で、
行基さまは、文殊菩薩さまであった・・・というお話です。

***********

続いては、杉本さんのてくてくインタビュー・ひとへんろ。

静岡の沼津から、お仲間7名でいらしたという女性。

彼女が首に巻いた、ガーゼ生地のタオルに目がとまった杉本さん。
その用途を尋ねると、汗とりと、手を拭くため、という事でした。

お遍路に出るに当たり、必ず身につけている品を紹介して頂くと・・・

 携帯電話
 線香・蝋燭をすぐ取り出せる入れ物
 錠剤入れ
 守り本尊である阿弥陀さまのケース

・・・との事。

自立して、自分の足で最後まで歩みたい、と決意を語って下さいました

***********

大師堂正面の階段を登ると、朱色の五重塔に到着します。

お釈迦さまのお舍利(骨)を納めた場所に、一本の高い軸を建てた、という
『ストゥーパ』が日本に伝わり、独自の発展を遂げたのが、『塔』です。

遠くからでも、お釈迦さまに見守って頂ける。
離れていても、その姿を見れば、功徳を感じる事が出来る。

塔を、出来るだけ高く造るのは、その様な理由からです。

***********

また、境内には『一言地蔵』という、望みをたった一つだけ聞いて下さる
お地蔵さまがいらっしゃいます。

一つだけ』と限定されると、人は悩むもの
・・・それだけ、自分は煩悩の多い存在、という事実に気付かされます。

尚、米裕さんは迷う事なく、一つのお願いをされたそうです

「皆が、幸せでありますように。

***********


文殊菩薩さまと言えば、智慧の仏さま。
智慧と言えば、理論とか理屈・・・頭の中の考え、と思いがちです。

しかし、文殊菩薩さまについては、こんなお話が伝わっています。

善財童子という人が、色々な人に修行の方法を尋ねて回っていましたが、
納得出来る答を得られないでいたところ、文殊菩薩さまに出会いました。

善財童子は、これまでと同様に、何かよい修行方法はないかと尋ねると、
文殊菩薩さまは、黙って南を指差されたそうです

そのお導きに従い、善財童子は南を目指し、53もの苦難にも打ち勝って
やがて悟りを開いたそうです。

智慧は『頭の中』から出て来る印象ですが、実際には、自らの体を使い、
様々な経験を積み重ねる事で、初めて身につくものなのです。

尚、この『53の苦難』を元に、東海道五十三次が定められたと言われます。
また、文殊菩薩さまのとった『南を指す』という行動。
・・・『指南』という言葉の語源、という説もあるそうです。

***********

・・・という訳で、今回のダイジェストはこの辺で。

詳しくは、FMくらしきのOAと、Podcastでチェック!!


2008/07/20 15:09 | Comments(0) | TrackBack() | 放送内容
【30番】百々山・善楽寺《きくへんアルバム》

第三十番札所、百々山・善楽寺のアルバムです

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収録風景です。
二人ともこうゆうさんの話に聞き入っております


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お大師堂です。
右端にはお大師様の像が↓
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お大師尊像アップ。

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水子地蔵がまつられている水子供養堂。
ここ善楽寺には子安地蔵梅見地蔵もいらっしゃいますよ。

 


2008/07/12 18:27 | Comments(0) | TrackBack() | きくへんアルバム

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