今回のお参りは第二十五番札所、宝珠山・津照寺です。
山の形が『宝珠』に似ている事からこの山号となった、こちらのお寺。
お大師さまが彫られた地蔵菩薩さまが御本尊です。
津照寺の『津』とは、拠所、または港を意味しますが、その名前の通り、
門前は漁師町

そんな土地柄もあり、大漁と海運の安全を司るとされる、こちらのお寺。
交通安全と言えば、現代では陸上ので往来
を思い浮かべますが、かつては
海上での無事
を祈願する事が主流でした。
こちらの御本尊は、
遭難しそうな船に僧形をもって現れ、進むべき航路を
あれこれ指示した後に姿を消された、という伝説から『楫取地蔵』として
信仰を集めています。
***********
さて、海上交通の安全に御利益があるお寺ですので、海を行く船から見て
目印
にならねばなりません。
朱塗りのシンプルな山門から覗くと、遥か上方へ急な石段が続いており、
彼方に見える鐘楼門から、更に上らなければならないようです。
様々な形の自然石で出来た石段は、雨の日
には特に注意が必要です
前方を見上げる様に息を切らせて上り、ふと振り返ってみると、眼下には
疲れを忘れさせてくれる絶景
が広がっています。
やっとの思いで辿り着いた本堂は、周囲を鉄筋コンクリートで覆われた、
完全密閉型の建物で、お灯明や線香を立てるのも屋内です。
海沿いの、風が強い場所ですので、この様な造りになったのでしょう。
***********
さてお待ちかね、米裕さんの創作小噺『凸凹同行記』。
今回、ごんたとたけやんはお休み。
代わって登場は・・・津照寺のお地蔵さまと毘沙門天さま。
土佐藩主・山内一豊公の船
の進む先を、あれこれと細かく指示を出して、
遭難から救ったお坊さんがいらしたという話ですが、そのお坊さんこそ、
津照寺の御本尊であるお地蔵さま・・・
そんなワケで、毘沙門さまがお地蔵さまを冷やかしておりますと、何やら
毘沙門さまに踏みつけられた天邪鬼が、咳き込んでおります

どうやら、お堂の周りが火事
のようです。
これは一大事!!
お地蔵さまが、あわてて近所の人々を呼びに行きますが、毘沙門さまは、
素早い動きで、皆が到着する前に火を消し止めていました。
安心して、ヤレヤレと話し込んでいたところ・・・
近所の人が、その会話を全て聞いている事に気づいたお二方
「誰にも言わんといて・・・
」と、皆に懇願したお二方でしたが・・・
そんな、お地蔵さまと毘沙門さまの御活躍の様子は『今昔物語』巻十七の
第六話に収められているそうです。
***********
お参りを修めたところで、杉本さんからの質問

お寺が、お灯明を点けたり消したりするタイミングは何時ですか?
対する、こうゆうさんの回答

お灯明は『法灯』とも言い、智恵、即ち『物事を正しく見る』事の象徴で
御本尊へのお供えであると同時に、参拝者自身の心にも明かりを灯して、
全ての事を素直に見つめる、ということを表わしているますので、本来は
点けたり消したりするのではなく、『常に灯しておく』ものです。
また、お香についても、時間の経過を計る
役目の他に、お経を唱えるのと
同じ功徳があると言われる事から、『常香』が本来の姿です。
・・・ただ、近頃は安全上の問題から、難しくなっているようです。
***********
続いては、杉本さんのてくてくインタビュー・ひとへんろ

ベンチで休憩する、北海道からの歩き遍路の女性。
3kmを1時間ほどのペースで歩けるようになったそうですが、足の状
態で
3ヶ寺お参り出来る時もあれば、2ヶ寺の場合もあるそうです。
一番札所から順に、2ヶ月の目途で歩いているそうですが、
北海道と比べ
高知はやはり暖かく、目にする花の色も濃く感じるとか
中々、他のお遍路さんの様に速くは歩けないそうですが、自身のペースで
着実に進まれているようです
***********
旅の楽しみの一つが、地元特産品のお買い物
米裕さん、土産物屋さんで、焼き芋が売られているのを見つけました

鳴門金時でも、室戸金時でもない、大きな焼き芋のようですが・・・
米裕さん、美味しかったですか?(笑)
***********
・・・という訳で、今回のダイジェストはこの辺で。
詳しくは、FMくらしきのOAと、Podcastでチェック!!
山の形が『宝珠』に似ている事からこの山号となった、こちらのお寺。
お大師さまが彫られた地蔵菩薩さまが御本尊です。
津照寺の『津』とは、拠所、または港を意味しますが、その名前の通り、
門前は漁師町


そんな土地柄もあり、大漁と海運の安全を司るとされる、こちらのお寺。
交通安全と言えば、現代では陸上ので往来

海上での無事

こちらの御本尊は、

あれこれ指示した後に姿を消された、という伝説から『楫取地蔵』として
信仰を集めています。
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さて、海上交通の安全に御利益があるお寺ですので、海を行く船から見て
目印

朱塗りのシンプルな山門から覗くと、遥か上方へ急な石段が続いており、
彼方に見える鐘楼門から、更に上らなければならないようです。
様々な形の自然石で出来た石段は、雨の日


前方を見上げる様に息を切らせて上り、ふと振り返ってみると、眼下には
疲れを忘れさせてくれる絶景

やっとの思いで辿り着いた本堂は、周囲を鉄筋コンクリートで覆われた、
完全密閉型の建物で、お灯明や線香を立てるのも屋内です。
海沿いの、風が強い場所ですので、この様な造りになったのでしょう。
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さてお待ちかね、米裕さんの創作小噺『凸凹同行記』。
今回、ごんたとたけやんはお休み。
代わって登場は・・・津照寺のお地蔵さまと毘沙門天さま。
土佐藩主・山内一豊公の船

遭難から救ったお坊さんがいらしたという話ですが、そのお坊さんこそ、
津照寺の御本尊であるお地蔵さま・・・
そんなワケで、毘沙門さまがお地蔵さまを冷やかしておりますと、何やら
毘沙門さまに踏みつけられた天邪鬼が、咳き込んでおります


どうやら、お堂の周りが火事

これは一大事!!
お地蔵さまが、あわてて近所の人々を呼びに行きますが、毘沙門さまは、
素早い動きで、皆が到着する前に火を消し止めていました。
安心して、ヤレヤレと話し込んでいたところ・・・
近所の人が、その会話を全て聞いている事に気づいたお二方

「誰にも言わんといて・・・

そんな、お地蔵さまと毘沙門さまの御活躍の様子は『今昔物語』巻十七の
第六話に収められているそうです。
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お参りを修めたところで、杉本さんからの質問



対する、こうゆうさんの回答


お灯明は『法灯』とも言い、智恵、即ち『物事を正しく見る』事の象徴で
御本尊へのお供えであると同時に、参拝者自身の心にも明かりを灯して、
全ての事を素直に見つめる、ということを表わしているますので、本来は
点けたり消したりするのではなく、『常に灯しておく』ものです。
また、お香についても、時間の経過を計る

同じ功徳があると言われる事から、『常香』が本来の姿です。
・・・ただ、近頃は安全上の問題から、難しくなっているようです。
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続いては、杉本さんのてくてくインタビュー・ひとへんろ


ベンチで休憩する、北海道からの歩き遍路の女性。
3kmを1時間ほどのペースで歩けるようになったそうですが、足の状
態で
3ヶ寺お参り出来る時もあれば、2ヶ寺の場合もあるそうです。
一番札所から順に、2ヶ月の目途で歩いているそうですが、

高知はやはり暖かく、目にする花の色も濃く感じるとか

中々、他のお遍路さんの様に速くは歩けないそうですが、自身のペースで
着実に進まれているようです

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旅の楽しみの一つが、地元特産品のお買い物

米裕さん、土産物屋さんで、焼き芋が売られているのを見つけました


鳴門金時でも、室戸金時でもない、大きな焼き芋のようですが・・・

米裕さん、美味しかったですか?(笑)
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・・・という訳で、今回のダイジェストはこの辺で。
詳しくは、FMくらしきのOAと、Podcastでチェック!!

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これまで歩いてきた阿波の国は『発心の道場』。
仏心に目覚めたものの、まだお遍路の意味も、作法も分からぬ状態。
ですから、初歩をしっかり学び、身につける、という段階でした
これから向かう土佐の国は『修行の道場』。
阿波一国を巡り終え、お遍路の何たるかを理解した立場として、いよいよ
実践に移る段階です。
厳しい自然の中、難所続きの道のりとなります。
継続する事の難しさを心の底から感じつつ歩む道中は、正に修行です。
尚、その先の伊予の国は『菩提の道場』、讃岐の国は『涅槃の道場』。
この4つの呼び名は、修行の段階を表しているそうです。
仏心に目覚めたものの、まだお遍路の意味も、作法も分からぬ状態。
ですから、初歩をしっかり学び、身につける、という段階でした

これから向かう土佐の国は『修行の道場』。
阿波一国を巡り終え、お遍路の何たるかを理解した立場として、いよいよ
実践に移る段階です。
厳しい自然の中、難所続きの道のりとなります。
継続する事の難しさを心の底から感じつつ歩む道中は、正に修行です。
尚、その先の伊予の国は『菩提の道場』、讃岐の国は『涅槃の道場』。
この4つの呼び名は、修行の段階を表しているそうです。
今回のお参りは第二十四番札所、室戸山・最御崎寺です。
今でこそ海岸沿いの平坦な道を通って参拝する事が出来ますが、かつては
険しい山道しかなく、かなりの難所だったようです。
目の前に広がる、雄大で迫力のある太平洋から吹きつけて来る風は強く、

遮るものがないため、日差しも強く感じます

この地で、お大師さまは御自身を、初めて『空海』と名乗ったそうです。
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さてお待ちかね、米裕さんの創作小噺『凸凹同行記』。
遠い道程をボヤくごんたですが、高知と言えば『かつおのタタキ』

美味しい名産品を思い描いて、急に元気になります

そのくせ、大事な事は全く頭に入らないごんたを見かねて、たけやんは、
虚空蔵菩薩さまの御真言を百万回唱える修行を紹介。
この行を修めると、記憶力が増し、書物等を一度目にしたならば

意味が理解出来て、決して忘れる事がないそうです

「そんなん、無理や」・・・『百万回』という気の遠くなる数字を聞いて
ごんたは実行を諦めてしまいます

「ならばこれから45回、般若心経を唱えてみよ」・・・と、たけやん。
ごんた、コレも無理と思っているようですが・・・。
これまでお参りした札所が23箇寺。
それぞれのお寺でお勤めする場所は、本堂と大師堂の2箇所ずつ。
と、言う事は、既に46回、般若心経を唱えている計算になります

「数に惑わされて、いきなり最初から『無理

目の前の事をキチンと修めて行けば、知らぬ内に完成している・・・。」
コレが即ち『修行』。
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続いては杉本さんの、てくてくインタビュー・ひとへんろ。


足取りの重い男性を発見

3年前「今しかチャンスはない」と発心、まずは番外霊場から巡り始め、
現在は番外と八十八箇所を同時に廻っているそうです。
歩き始めた当初は「何故、来てしまったのだろう?

今はゴールに向かって一歩ずつ、着実に進んでおられるようです

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お参りを修めた一行は、巨岩だらけの岬

吹く風は、菅笠が飛んで行きそうなくらいに強烈です。
眼前には、何にも遮られることなく広がる、空と海

お大師さまは、この地の御厨人窟(みくろど)で、虚空蔵求聞持法という
荒行を修められました。
日本国内でも屈指の雄大さを味わう事の出来る、こちらの札所。
海岸沿いの道が存在しなかった頃は、ゴロゴロと転がる大きな岩の間を、
ロッククライミングの如く越えて行く

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・・・という訳で、今回のダイジェストはこの辺で。
詳しくは、FMくらしきのOAと、Podcastでチェック!!
第24番札所 室戸山最御崎寺。
室戸岬からの太平洋はまさに絶景でした

きくへんろ。webで紹介しきれなかった
写真をこちらに

室戸岬での収録風景

気持ち良さそうなこうゆうさん

各々が海の向こうに思いを馳せています

M・前澤と米裕さん。
実は右の端にきょんきょんも
室戸岬からの太平洋はまさに絶景でした



写真をこちらに

室戸岬での収録風景
気持ち良さそうなこうゆうさん

各々が海の向こうに思いを馳せています

M・前澤と米裕さん。
実は右の端にきょんきょんも
