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2025/05/14 07:16 |
【25番】宝珠山・津照寺《放送内容》
今回のお参りは第二十五番札所、宝珠山・津照寺です。

山の形が『宝珠』に似ている事からこの山号となった、こちらのお寺。
お大師さまが彫られた地蔵菩薩さまが御本尊です。

津照寺の『津』とは、拠所、または港を意味しますが、その名前の通り、
門前は漁師町

そんな土地柄もあり、大漁と海運の安全を司るとされる、こちらのお寺。

交通安全と言えば、現代では陸上ので往来を思い浮かべますが、かつては
海上での無事を祈願する事が主流でした。

こちらの御本尊は、遭難しそうな船に僧形をもって現れ、進むべき航路を
あれこれ指示した後に姿を消された
、という伝説から『楫取地蔵』として
信仰を集めています。

***********

さて、海上交通の安全に御利益があるお寺ですので、海を行く船から見て
目印にならねばなりません。

朱塗りのシンプルな山門から覗くと、遥か上方へ急な石段が続いており、
彼方に見える鐘楼門から、更に上らなければならないようです。

様々な形の自然石で出来た石段は、雨の日には特に注意が必要です

前方を見上げる様に息を切らせて上り、ふと振り返ってみると、眼下には
疲れを忘れさせてくれる絶景が広がっています。

やっとの思いで辿り着いた本堂は、周囲を鉄筋コンクリートで覆われた、
完全密閉型の建物で、お灯明や線香を立てるのも屋内です。

海沿いの、風が強い場所ですので、この様な造りになったのでしょう。

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さてお待ちかね、米裕さんの創作小噺『凸凹同行記』。

今回、ごんたとたけやんはお休み。
代わって登場は・・・津照寺のお地蔵さま毘沙門天さま

土佐藩主・山内一豊公の船の進む先を、あれこれと細かく指示を出して、
遭難から救ったお坊さんがいらしたという話ですが、そのお坊さんこそ、
津照寺の御本尊であるお地蔵さま・・・

そんなワケで、毘沙門さまがお地蔵さまを冷やかしておりますと、何やら
毘沙門さまに踏みつけられた天邪鬼が、咳き込んでおります

どうやら、お堂の周りが火事のようです。

これは一大事!!
お地蔵さまが、あわてて近所の人々を呼びに行きますが、毘沙門さまは、
素早い動きで、皆が到着する前に火を消し止めていました。

安心して、ヤレヤレと話し込んでいたところ・・・
近所の人が、その会話を全て聞いている事に気づいたお二方

「誰にも言わんといて・・・」と、皆に懇願したお二方でしたが・・・

そんな、お地蔵さまと毘沙門さまの御活躍の様子は『今昔物語』巻十七の
第六話
に収められているそうです。

***********

お参りを修めたところで、杉本さんからの質問

お寺が、お灯明を点けたり消したりするタイミングは何時ですか?

対する、こうゆうさんの回答

お灯明は『法灯』とも言い、智恵、即ち『物事を正しく見る』事の象徴で
御本尊へのお供えであると同時に、参拝者自身の心にも明かりを灯して、
全ての事を素直に見つめる
、ということを表わしているますので、本来は
点けたり消したりするのではなく、『常に灯しておく』ものです。

また、お香についても、時間の経過を計る役目の他に、お経を唱えるのと
同じ功徳がある
と言われる事から、『常香』が本来の姿です。

・・・ただ、近頃は安全上の問題から、難しくなっているようです。

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続いては、杉本さんのてくてくインタビュー・ひとへんろ

ベンチで休憩する、北海道からの歩き遍路の女性
3kmを1時間ほどのペースで歩けるようになったそうですが、足の状
態で
3ヶ寺お参り出来る時もあれば、2ヶ寺の場合もあるそうです。

一番札所から順に、2ヶ月の目途で歩いているそうですが、北海道と比べ
高知はやはり暖かく、目にする花の色も濃く感じるとか

中々、他のお遍路さんの様に速くは歩けないそうですが、自身のペースで
着実に進まれているようです

***********

旅の楽しみの一つが、地元特産品のお買い物

米裕さん、土産物屋さんで、焼き芋が売られているのを見つけました

鳴門金時でも、室戸金時でもない、大きな焼き芋のようですが・・・
米裕さん、美味しかったですか?(笑)

***********

・・・という訳で、今回のダイジェストはこの辺で。

詳しくは、FMくらしきのOAと、Podcastでチェック!!
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2008/04/23 09:34 | Comments(0) | TrackBack() | 放送内容
【24番】室戸山・最御崎寺《きくへんアルバム》
第二十四番札所、室戸山・最御崎寺のアルバムです

080412_01.jpg
境内から山門方面をパチリ

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お地蔵様がずら~っと並んでいます。
とてもカラフルですね

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お参りを終えて駐車場まで歩く3人

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御厨人窟の中から
周りは巨岩だらけの岬でした

2008/04/12 17:14 | Comments(0) | TrackBack() | きくへんアルバム
【24番】室戸山・最御崎寺《放送内容》
これまで歩いてきた阿波の国『発心の道場』
仏心に目覚めたものの、まだお遍路の意味も、作法も分からぬ状態。
ですから、初歩をしっかり学び、身につける、という段階でした

これから向かう土佐の国『修行の道場』
阿波一国を巡り終え、お遍路の何たるかを理解した立場として、いよいよ
実践に移る段階です。

厳しい自然の中、難所続きの道のりとなります。
継続する事の難しさを心の底から感じつつ歩む道中は、正に修行です。

尚、その先の伊予の国『菩提の道場』讃岐の国『涅槃の道場』
この4つの呼び名は、修行の段階を表しているそうです。


今回のお参りは第二十四番札所、室戸山・最御崎寺です。

今でこそ海岸沿いの平坦な道を通って参拝する事が出来ますが、かつては
険しい山道しかなく、かなりの難所だったようです。

目の前に広がる、雄大で迫力のある太平洋から吹きつけて来る風は強く、
遮るものがないため、日差しも強く感じます

この地で、お大師さまは御自身を、初めて『空海』と名乗ったそうです。

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さてお待ちかね、米裕さんの創作小噺『凸凹同行記』

遠い道程をボヤくごんたですが、高知と言えば『かつおのタタキ』
美味しい名産品を思い描いて、急に元気になります

そのくせ、大事な事は全く頭に入らないごんたを見かねて、たけやんは、
虚空蔵菩薩さまの御真言を百万回唱える修行を紹介。

この行を修めると、記憶力が増し、書物等を一度目にしたならば、忽ちに
意味が理解出来て、決して忘れる事がないそうです

「そんなん、無理や」・・・『百万回』という気の遠くなる数字を聞いて
ごんたは実行を諦めてしまいます

「ならばこれから45回、般若心経を唱えてみよ」・・・と、たけやん。

ごんた、コレも無理と思っているようですが・・・。

これまでお参りした札所が23箇寺
それぞれのお寺でお勤めする場所は、本堂と大師堂の2箇所ずつ。

と、言う事は、既に46回、般若心経を唱えている計算になります

「数に惑わされて、いきなり最初から『無理と決め付けるのではなく、
目の前の事をキチンと修めて行けば、知らぬ内に完成している・・・。

コレが即ち『修行』

***********

続いては杉本さんの、てくてくインタビュー・ひとへんろ。

足取りの重い男性を発見、尋ねてみると新潟からいらした歩き遍路の方。

3年前「今しかチャンスはない」と発心、まずは番外霊場から巡り始め、
現在は番外と八十八箇所を同時に廻っているそうです。

歩き始めた当初は「何故、来てしまったのだろう?と後悔されたとか。
今はゴールに向かって一歩ずつ、着実に進んでおられるようです

***********

お参りを修めた一行は、巨岩だらけの岬へとやって来ました。
吹く風は、菅笠が飛んで行きそうなくらいに強烈です。

眼前には、何にも遮られることなく広がる、空と海

お大師さまは、この地の御厨人窟(みくろど)で、虚空蔵求聞持法という
荒行を修められました。

日本国内でも屈指の雄大さを味わう事の出来る、こちらの札所。

海岸沿いの道が存在しなかった頃は、ゴロゴロと転がる大きな岩の間を、
ロッククライミングの如く越えて行く、大変な修行だった事でしょう。

***********

・・・という訳で、今回のダイジェストはこの辺で。

詳しくは、FMくらしきのOAと、Podcastでチェック!!

2008/04/09 00:53 | Comments(0) | TrackBack() | 放送内容
24番札所でのショット
 第24番札所 室戸山最御崎寺。


室戸岬からの太平洋はまさに絶景でした


きくへんろ。webで紹介しきれなかった
写真をこちらに

室戸岬での収録風景
室戸岬での収録風景

気持ち良さそうなこうゆうさん
気持ち良さそうなこうゆうさん

きょんきょんも遠くを見てます
各々が海の向こうに思いを馳せています

室戸岬の米裕さん&まえちゃん
M・前澤と米裕さん。
実は右の端にきょんきょんも

2008/04/08 01:30 | Comments(0) | TrackBack() | こぼれ話
【23番】医王山・薬王寺《きくへんアルバム》
第二十三番札所医王山・薬王寺のアルバムです

080322_01.jpg
もうすぐ薬王寺に到着です。

080322_02.jpg
山門には大わらじが!
本当に大きいです

080322_03.jpg
33段ある女厄坂を上る米裕さんときょんきょん。
急な石段です。よいしょ

080322_04.jpg
石段を上ると素晴らしい景色が待っています

2008/03/22 17:58 | Comments(0) | TrackBack() | きくへんアルバム

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