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2017/06/29 14:21 |
高野山 第四回:立ち歩き編

高野山編・第4弾の今回は、参拝者や観光客があまり立ち寄る事がない、
隠れた名店や、珍しい買い物スポットの御紹介です。

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まず、こうゆうさんが取り上げられたのが『高野槙(こうやまき)』。

その語感、そして土産物にもなるという事から、巻き寿司か何かのような
食べ物を想像しますが、これは、高野山で見られる常緑樹の名前です。

少し前に、皇室に献上された事から有名になりましたが、青々とした葉と
その香りは、高野山をそのまま持ち帰ったような清々しさが味わえます

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米裕さんが案内して下さるのは『高野山大師堂』という、お香の専門店
お香に線香、塗香から香木の原木まで、豊富な品揃えに圧倒されます。

米裕さんのお薦めは『伽羅(きゃら)』というお香ですが、これは
10g54,600円という、『超』のつく高級品です

お店ではお香の『きき比べ』をさせて頂けますので、実際に香りを嗅いで
お気に入りの品を選ぶ事が出来ます


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次も米裕さんお薦めのお店、『石橋法衣衣料店』
お坊さんの衣を、オーダーメイドで作って頂けるお店です。

近頃は、作務衣のカラーバリエーションも豊かになりましたが、これは、
本来の用途である修行用の他、お洒落着として一般の愛用者が増えた事が
原因であるようです。

若いお坊さんがやって来て、次第に成長して行く姿を見るのが、御主人の
楽しみですが、長年お店をやっていると「顔は分かるが、名前が・・・
という事も、最近は増えて来たそうです。

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さて、皆さんお待ちかね、米裕さんの創作小噺『凸凹同行記』。

平安後期。

筑前の刈萱荘(かるかやしょう)博多に、加藤左衛門尉藤原の繁氏という
若い領主がいました。

正妻の桂子御前と側室の千里御前に囲まれ、優雅な暮らしぶりの繁氏

表面上は平穏な生活でしたが、若く美しい側室に嫉妬の念を募らせていた
桂子御前は、やがて千里の殺害を企てます

危うく難を逃れた千里は、加藤家から去りますが、人の命も奪ってしまう
嫉妬・憎しみの心に嫌気のさした繁氏は、周囲の誰に告げる事もないまま
高野山で出家、円空と名を改めて修行に励み、やがて人々から刈萱道心
呼ばれるようになりました。

一方、加藤家を出る時、既に繁氏の子を身籠っていた千里は、逃れた先で
男の子を出産、石童丸と名付けました。

やがて石童丸は成長し、高野山の刈萱道心の噂を耳にします。
その名前、筑前の刈萱荘に因んでいる事は、想像に難くありません。

父・繁氏を求めて高野山へ向かう石童丸と、母の千里。
しかし、当時の高野山は女人禁制、母を麓の宿に残し、一人山へと向かう
幼い石童丸。

伝え聞いた父の特徴を頼りに、高野山の中を何日も歩き回る石童丸ですが
なかなか巡り合う事は出来ません。

そして、ある日の事。
奥の院、無明の橋ですれ違ったお坊さんに、刈萱道心の消息を尋ねると、
道端の墓石を指して、それが刈萱道心の墓である事を告げられます。

実は、そのお坊さんこそが刈萱道心、即ち石童丸の父親・繁氏なのですが
修行中の身ゆえ、自分が父親であると名乗る事はありませんでした。

墓の前で泣き崩れる石童丸に、早く母の元へ帰るよう諭す繁氏。
失意の内に山を下りる石童丸に追い打ちをかけるように、母親の千里は、
長旅の疲れから来る病のため、麓の宿で既に亡くなっていました。

天涯孤独の身となった石童丸は再び高野山へと向かい、無明の橋で会った
あのお坊さんを頼って、仏の道へと進みます。

こうして石童丸は、実の父親である円空(繁氏)の弟子・道念となって、
その後30年間、師弟として共に修行に励みました

しかし、繁氏は生涯、自らが父親であるという事実を、石童丸に向かって
告げる事はなかったそうです。

その後、繁氏は信州の善光寺へと赴き、地蔵菩薩を刻んだ後に、その地で
亡くなります。

やがて石童丸も信州へと移り、自らも地蔵菩薩を刻みました。

それらの仏像は『親子地蔵』として、今も人々の信仰を集めています。

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最後に紹介して頂くお店が、『珠数屋佳兵衛』

その名の通り、数珠も扱っていますが、その他にも工芸品から食べ物まで
何でも揃っている土産物屋さんです。

数珠は色にも素材にも決まりがなく、無限に近いバリエーションがあり、
いざ買うとなると、頭を悩ませなければならないものです。

杉本さんは、法要でカラフルな数珠を使う事にためらいがある様ですが、
そこが慶びの場であれば問題ない、というのが米裕さんの助言でした

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今回訪れた、それぞれのお店。

店員さんとのやりとり一つ一つが人情味に溢れ、出逢うお客さん皆に対し
暖かい目を向けて下さっている事を実感した杉本さん

こうゆうさんが初めて修行に入った頃から、何一つ変わっていないという
これらのお店。

新しいものはありませんが、同じ物ならば確実に手に入れられるという、
何物にも代え難い、安心感があります。

***********

・・・という訳で、今回のダイジェストはこの辺で。

詳しくは、FMくらしきのOAと、Podcastでチェック!!

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2011/02/19 21:10 | Comments(0) | TrackBack(0) | 放送内容

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