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2024/04/18 19:36 |
【19番】橋池山・立江寺 《放送内容》
今回のお参りは第十九番札所、橋池山・立江寺です。

山門前にある小さな太鼓橋が山号の由来かとも思われますが、詳しい事は
伝わっていません。
周囲には、生活感のある、小さな門前町が広がっています。

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さまざまな焼き色の瓦で、歴史を感じさせてくれる山門には、大わらじ
奉納されていますが、ここには特別な思い出があると言うこうゆうさん。

数年前、こうゆうさんは、ジャイアント馬場さんの奥様とこちらを訪れ、
亡くなった馬場さんの供養を兼ねてお参りをされたそうですが、その時に
山門の大わらじを見た馬場さんの奥様が、号泣し始めたそうです

幼少期は、その体格ゆえに、色々と辛い思いをされた馬場さん。
特に昔は『大きい足』を嫌う傾向がありましたが、ある日、この立江寺へ
馬場さんの幸せと健康を祈るためお参りされたお母様が、大わらじを見て
「お前より大きい足の人がいて、良かったなあ・・・とおっしゃった、
とのこと。

大わらじを目にした奥様は、そんなエピソードを話してくれた亡き義母、
そして御主人を思い出し、懐かしさと寂しさがこみ上げて来たのでした

***********

静かな境内のそれぞれの建物は、立派な多宝塔を始めとして、古いながら
よく手入れが行き届いています。

お寺は、過ちを犯した者が懺悔のためにお参りするのみでなく、犯罪人が
追っ手から逃れるため、僧侶の姿を借りて身を隠す
、といったような事も
かつては行われたようです。

こちらのお寺は、そんな罪人を見つけ出すために、人相や出所を確認する
『四国総関所』の機能も果たしていた、こちらの立江寺。

そのせいか、山門をくぐると背筋が伸びる思いだった・・・
というのが、杉本さんの感想です

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さてお待ちかね、米裕さんの凸凹同行記。
今回は、立江寺の『黒髪堂』にまつわるお話です。

寿命あるもの全てを救う、というお働きの地蔵菩薩さま
魂が正しい方を向いていれば優しく微笑み、間違っていれば、道を正して
下さいます

ここ立江寺の御本尊である地蔵大菩薩さまは、その昔、少々手荒い方法
人を導いた事があるそうです。

大阪の芸子・お京は、要助という男と夫婦となって、故郷の石州浜田へと
帰りますが、やがて田舎の退屈な暮らしに飽きて、鍛冶屋長蔵という男と
深い仲になります

ある日、長蔵との仲を要助に知られたお京は、夫を殺めてしまいます

罪を逃れるため海を渡り、お遍路として立江寺へやって来たお京と長蔵。
賽銭を失敬しようとした正にその時、次第に近づいて来る錫杖の音に驚き
身を隠そうとした所、打ち鳴らしの『鰐口』の緒にお京の黒髪が巻きつき
そのまま吊り上げられてしまいました。

苦痛にもがくお京と、狼狽する長蔵の元に来たのは、立江寺の住職。
お京の過去を見抜き、御本尊の「道が違う、改心させよ」というお言葉を
二人に伝えました。

お京が懺悔すると、黒髪は頭皮もろ共抜け、お京は地面へと落ちました。

以後二人は改心して庵を結び、要助の供養とお地蔵さまへの信仰の日々を
送ったそうです。

『肉付鐘の緒』は黒髪堂にまつられ、現在でも目にする事が出来ます。

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平日のお昼頃という事で、境内は非常に静かですが、仕事の合間の男性や
お婆さん、主婦など、地元の方のお参りを多く見かけます。

その地に根ざした、地蔵菩薩さまへの厚い信仰を窺い知る事が出来ます。

***********

・・・という訳で、今回のダイジェストはこの辺で。

詳しくは、FMくらしきのOAと、Podcastでチェック!!
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2008/01/24 00:55 | Comments(0) | TrackBack() | 放送内容

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