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2024/04/27 02:31 |
【3番】亀光山金泉寺 《放送内容》
今回のお参りは、第三番札所、亀光山・金泉寺です。

海に囲まれた四国。
八十八箇所には、亀に関する説話がいくつか残っていますが、
龍・麒麟・鳳凰と並んで、は古くから神様の使いとして
尊ばれてきた動物です

こちらの『金泉寺』は、平地の町中にあるお寺です。
こじんまりとしていますが、山門をくぐると、視界が開けて
気分を落ち着かせて下さる建物の配置となっています。

引きで建物全体を見渡して、その佇まいを味わう…
お寺には、そんな楽しみ方もあります。

八十八箇所の中でも、金泉寺には格別な爽やかさがあります。


こちらの御本尊は、お釈迦様。
そして、脇仏がお薬師様と阿弥陀様です。

仏教の開祖であるお釈迦様は、み教えを広められた、言わば
仏教の中心としてのお役目です。

お釈迦様がいらっしゃる場所を、現在の人間社会と考えると、
東のお薬師様は、病気平癒…即ち現世の我々をお守り下さり
西の阿弥陀様は、我々を極楽浄土へと導いて下さる…つまり
未来の我々をお守り下さる仏様です



金泉寺には、源平の戦いにまつわるお話もあります。

屋島での合戦を控え、源氏側の兵士の士気を上げるために、
武蔵坊弁慶が持ち上げて見せた岩が、『弁慶の力石』として
今も境内に残っています。

また、金泉寺』という名前の由来は、やはりお大師様の逸話。

弘法大師が杖で地面に触れると、そこから湧き出た金の泉。
現在も残るその泉を覗き込んで、そこに姿が映り込んだなら
長命が約束されるそうです。
…が、もしも顔が映らなければ、3年以内に旅立てるという、
笑うに笑えぬ言い伝えが残っています。


お参りの際に、他の方から「ようお参り」と声をかけられた
きょんきょん。
挨拶の意味について質問したところ、こうゆうさんからは、
下記の通りお答えを頂きました。

「お遍路は菩薩行。各々が仏となり、修行をしているのです。
だから、お互いを讃え合うという意味で、挨拶は重要です。」

老若男女、分け隔てなく、互いを気遣い、無事を祈り合う。

『あ』…明るく
『い』…いつも
『さ』…先に
『つ』…慎み深く

それぞれの、ちょっとした心遣い
決して、霊場だけに限る作法ではありません。

お遍路は修行。
その場で感じた事・学んだ事を、『日常生活に活かす』ことが、
究極の目的です。

お遍路は、『現実逃避の場』では断じてありません!!


ここでこうゆうさんから、お遍路のワンポイント・アドバイス

家庭では拝めている方が、お遍路へ出ると『壁に突き当たる』
という場面をよく目にするそうです。

やはり、部屋の中と屋外では、声の通り方が異なります。
特に、少人数で同行している際に、大型バスの団体と出会うと、
迫力に圧倒されてしまいます。

そんな時、心に留めておくべき『しっかり』つ。

自分の声をしっかりと聞く。
経本を手放さず、しっかりと持っておく。
笠をしっかりと被る。

笠は、読経の声が反響して、スピーカー替わりになりますので、
2~3人でお参りしている時には、心強い味方になります。


さて、皆様お待ちかね、米裕さんの創作小噺「凸凹同行記」

たけやん・ごんたの凸凹コンビが繰り広げる楽しい会話から、
金泉寺のお大師堂にある『善の綱』や、お供え・賽銭の作法、
更には、『金泉寺』の名前の由来となった『黄金井』について、
またもやさりげなく勉強させて頂きました。


お参りを納め、番組出演の皆さん、たけやん・ごんたも訪れた
『黄金井』を覗き込みました。
果たして、結果は…?

そして、『弁慶の力石』の前にやって来たお三方。
米裕さんは、持ち上げる事が出来るのか…?


詳しくは、FMくらしきでのOAと Podcastでチェック!!
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2007/05/19 20:55 | Comments(0) | TrackBack() | 放送内容

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