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2024/04/27 06:56 |
【34番】本尾山・種間寺《放送内容》
今回のお参りは第三十四番札所、本尾山・種間寺です。

平地の用水路沿い、大変のどかな田園風景の中に位置するこちらのお寺
山門である左右の石柱に、八文字ずつ漢字が刻まれています。

 向かって右側には「我是名號壱経其耳」
 そして、左側には「衆病悉除身心安楽」

 「さあ、この言葉から、御本尊さまを当てよ!!」

 こうゆうさんから突然出題されたクイズに対し、杉本さんの回答は・・・

 「お薬師さま。」

 ・・・大正解です

 「私の真言を、一つのお経としてその耳から聞いたならば、衆生の病気を
 ことごとく除き去り、心身に安楽がもたらされる。」


 ただ単に病気を治すだけなら、医学と何ら変わる所はありません

 一心に信じ、そしてお任せしたなら、何の心配もなく、身も心も安らかに
 リラックス出来る


 ・・・そこが、お薬師さまの功徳の有り難さです

 ***********

 境内の『子育て観音』さまには、底のない柄杓が多く奉納されています。

 これは、妊婦が持参した柄杓の底を抜いて、3日かけて安産祈願した後、
 家に持ち帰って出産までお札と共に大事にお祀りし、無事生まれた暁には
 お礼参りする
、という風習のためです。
 (現在は、祈願に必要なものはお寺で用意して頂けるそうです。)

 『底を抜く』という行為は、『障りなく、安産となりますように』という
 願いが込められているのかもしれません。

 様々な身分、様々な立場の人々に対し、仏教を説き、広めてゆくためには
 身近な道具や例えを使い、分かり易く説明する必要があったのでしょう。

 ***********

 『種間』という珍しい寺号。
 これは弘法大師空海さまが、唐からお持ち帰りになった五穀を、この地に
 植えられた事が縁起だそうですが・・・

 『種』はともかく、『間』とは何を意味するのか?

 いくら気候条件が整っているからといって『間』をとらず種を撒くと、
 密集のため日光は遮られ、栄養も水も不足し、作物の収穫は減少します

 「間がなき事を間抜けという。」

 ・・・考えさせられる言葉です。

 ***********

 さて、皆さんお待ちかね、米裕さんの創作小咄、凸凹同行記。

 種間寺の寺号は、お大師さまが唐から持ち帰られた五穀を植えた、という
 伝説に由来する事を説明するたけやん。

 ごんたに向かって、五穀を知っているか聞いてみると・・・
 御飯に玄米、果てはお粥に炒飯などと、デタラメな答が返ってきました

 地方によって異なるようですが、五穀とは米・麦・粟・稗・黍です

 と言えば、桃太郎のきび団子
 高知では、アワ団子やヒエ団子を持たせて旅に出させる、といったお話も
 伝わっているようです。

 これには、鬼が島を人生になぞらえ、

 「生きて行くためには、質素倹約を守れ!!」

 ・・・という教えが含まれているのです。

 犬や猿、キジが、それを目当てに鬼が島へお供した、というお話のため、
 多くの人から勘違いされているのですが、きび団子、美味しい食べ物では
 決してありません。

 「『一つください、お供します』・・・とはならんなぁ。

 美味しいものには目がない、ごんたの呟きでした。

 ***********

 ・・・という訳で、今回のダイジェストはこの辺で。

 詳しくは、FMくらしきのOAと、Podcastでチェック!!
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2008/09/07 12:32 | Comments(0) | TrackBack() | 放送内容

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