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2024/04/20 11:20 |
【42番】一カ山・仏木寺《放送内容》
今回のお参りは第四十二番札所、一カ山・仏木寺です。
(一カ山の『カ』は、王偏に果)

平野部の、道路に近い場所に位置するこちらのお寺。
四国横断道が通る事で、現在の静けさも、やがて様変わりするでしょう。

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この地には、巡錫でお疲れのお大師さまのお姿を目に留めた土地の老人が
引いている牛に乗って頂くよう勧めた、という伝説が残っています。

牛の背に揺られていたお大師さま、光り輝く楠の大木を発見されました。
近付いてみると、自らが唐におられた時、「密教の聖地を示したまえ」
彼の地から投じられた宝珠がかかっているのを発見。

お大師さまは、楠で大日如来さまの像を刻まれて、その宝珠を白毫として
納められました。

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境内へと足を進めた一行に、ちょっとしたハプニング。

米裕さんが、九州は飯塚の知り合いの方とバッタリ!!

この方、自動車に家財道具一式を積んでお遍路をされているそうですが、
現在、何と179周目だとか。

ゆっくり、時間をかけてお参りする、きくへんろ一行。
ひょっとしたら、また道中でお会い出来るかもしれません。

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さて、皆さんお待ちかね、米裕さんの創作小咄、凸凹同行記

「ケッタイなモノが建っている!!」・・・と、ごんた。

どうやら、仏木寺境内の『家畜慰霊塔』の事を言っているようです。

日本人は農耕民族。
かつて、牛や馬は、農地を耕作するための、重要な労働力でした。

ですから、人間同と共に暮らす家畜を、家族同様に大切に扱ってきたのが
我々の祖先です。

ですから、家族の一員である家畜が亡くなったなら、人間と全く同じ様に
供養したのです。

決して、『(牛や馬を)食べての供養』ではありません。

かつて、空海さまが牛に乗って来られたという伝説の残る、この地。
そんな御縁があって、家畜慰霊塔があるのかもしれません。

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他の団体など、周り大勢の参拝者がいると、お参りしていても、ついつい自分を見失いがちになります。

そんな時に備えての、こうゆうさんからのワンポイント・アドバイス。

『経は耳で読め』。

自分の声と、相手の声を合わせた音を耳に入れる様な感覚で読経すれば、
迷ったりする事も少なくなります。

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『草も木も 仏になれる仏木寺 なを頼もしき鬼畜人天』

仏木寺の御詠歌です。

草木さえも仏になる事が出来る。

ならば、地獄や餓鬼道、畜生道、修羅道、人間界、そして天界にある者は
尚更、仏の道に近いはずです。

志をしっかり持って、正しい道を進め!!

・・・そんな風に、我々を奮い立たせて下さる歌ではないでしょうか。

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最後は、杉本さんのてくてくインタビュー・ひとへんろ

お接待にと蜜柑を持つ女性、大阪から団体でお参りされているそうです。

三十三箇所をお参りされた後、念願の初孫に恵まれた事が、お遍路を巡る
きっかけとなったとの事。

現在は、お礼の意味も含めて八十八箇所をお参りされているそうですが、
回っている時、手を合わせている時が一番幸せだそうです。

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・・・という訳で、今回のダイジェストはこの辺で。

詳しくは、FMくらしきのOAと、Podcastでチェック!!
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2009/01/11 22:51 | Comments(0) | TrackBack() | 放送内容

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