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2024/04/25 06:58 |
【52番】瀧雲山・太山寺《放送内容》
今回のお参りは第五十二番札所、瀧雲山・太山寺です。

駐車場が数カ所あるこちらでは、車を停める場所によって、修行の軽重を
選ぶ事が出来ます

因みに、一行が駐車したのは、山門から最も遠い駐車場。

ほんの数百メートルの距離ですが、急な坂もあって、足腰にかかる負担は
かなりのものです

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前回の札所が町中の賑やかな場所だったのに対し、こちらは山の中

広大な敷地内には民家もあり、信者さんたちが皆で助け合いながら支え、
栄えて来たお寺である事が分かります。

境内の諸堂はそれぞれ、国宝など、文化財的にも価値ある建物ばかりで、
散策して回るだけでも、半日以上はかかりそうです。


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息を切らせながら到着した、威風堂々とした山門は、実は『三の門』。
そこから考えると、建立当時はいかに栄えていたたかが想像出来ます。

ここで杉本さん、『一の門・二の門・三の門』という門の数え方について
こうゆうさんに質問

回答は・・・

  参道から本堂までの、建っている順番。

  並列で配置されていても、皇族の方がくぐる門、一般の方用の門という
     使い分けがされている場合、『表門・裏門』等という呼び名で区別。


これらの呼び名は、お寺によって様々です。

尚、こちらの三の門。
下から見上げると立派な印象でしたが、その場所まで到着して見てみると
離れて観ていた時の迫力は、少し薄らぐ感じです。

これは、これから向かう本堂へと気持ちを入れ替えねばなりませんので、
門の強い印象を捨ててもらう事を計算して、設計されているのでしょう。


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さて、皆さんお待ちかね、米裕さんの創作小噺『凸凹同行記』。

ヤマシロ屋の美しい奥方・おジュリと、出入りの油屋・ロミゾウ

人の道に外れた事と知りつつ、互いに惹かれ合う二人。
人目を忍んで、共にお遍路へと旅立ちます。

お大師さまの分身である青竹の金剛杖を、遍路宿の玄関口に置いたままで
中へ入る二人の姿を見た、ある僧侶。
彼等が、信心からの遍路旅でない事を見抜き、問い質します。

二人、驚いて杖をとろうとすると、捻れ、絡み合っている青竹。
恐ろしさから不義密通である事を告白すると、その僧侶は助言します。

「心を改め、別々にお遍路を巡れば、罪は許される。」

僧侶の言葉に従い、別々に四国を回った二人。
お大師さまのお陰があるならば、根がついて、茂り、栄えるであろうと、
後の戒めとして、捻れた青竹を庭に差したそうです。

そんな事から、青竹は以来、金剛杖として使われなくなったとの事です。

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本堂の奥には『夢殿』
法隆寺の、あの建物の再現で、聖徳太子が祀られています。

聖徳太子といえば、学問の神様。
シーズンには、多くの受験生がお参りに訪れるそうです。

また、聖徳太子は大工の神様でもあります。

千三百年という時を経て、今も当時の姿を保って我々の前に立ち続ける、
世界最古の木造建築物、法隆寺

優れた建築技術をもって、そんな世界に誇る建造物を遺した聖徳太子が、
大工さんが崇め、尊敬するのは、ごく自然な事と言えるかもしれません。

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・・・という訳で、今回のダイジェストはこの辺で。

詳しくは、FMくらしきのOAと、Podcastでチェック!!


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2009/06/07 13:08 | Comments(0) | TrackBack() | 放送内容

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