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2024/04/25 03:33 |
【56番】金輪山・泰山寺《放送内容》
今回のお参りは第五十六番札所、金輪山・泰山寺です。

今治市郊外の住宅地、少し小高い場所にあるこちらのお寺。
平成十二年に改修された周囲の石垣が、まるで要塞のような迫力です。

元々は山号の通り、金輪山という山中に位置していましたが、その頃の、
『山そのものが伽藍』という考えで、現在も山門がない事で有名です。

***********

弘仁6(815)年、豪雨で近くの川が氾濫し、人や物が流された
だけでなく、
洪水後には疫病が流行し、この辺りの土地は大変な被害を蒙りました

巡錫でこの地を訪れた空海さまは、災厄を引き起こす悪霊を鎮めるため、
『土砂加持』を修されたところ、満願の7日目に地蔵菩薩さま
が出現。
その時のお姿を刻んだものが、泰山寺の御本尊です。

この土砂加持の『土砂』とは、お寺に伝わるサラサラの細かな砂の事で、
お釈迦が荼毘に付された後の灰を表すものとされています。

この土砂、即ち仏さまの一部を水に溶き、土地に撒く事で全てを浄化して
供養されていない諸霊を弔うという修法だそうです。

尚、寺号の『泰山寺』ですが、川の氾濫で村人が減ってしまった事から、
子孫繁栄を願って『女人泰産』が変じた名前と言われています。

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さて、皆さんお待ちかね、米裕さんの創作小噺『凸凹同行記』。

久々に登場のごんた。
納経所で500円払い、『納経してもろてきた』と賑やかに言っ
ています。

でも、たけやんによれば、納経とは、本堂や大師堂でお経を納める事。
ですから、納経所で頂く朱印とは、『お経を納めて頂いた』という事を、
お寺が証明した印です。

御本尊さまに喜んで頂き、功徳になるという意味の朱印

ただ、その気持ちが欠けた者のために、お賽銭、または納経料という形で
皆のためになる事に参加してもらっているわけです。

決して、お金で朱印を買っているわけではありません。

ところで、納経所が開いている時間は、朝の8時から夕方5
時までですが、
この決まりは、ほんの50年ほど前に出来たものだそうです。

それまで、参拝者は常識に従って、朱印を頂いていたのですが、ある時、
一人のお遍路さんが夜中、とある寺にお参りし、寝ていた住職を起こして
朱印を頂いたそうです。

「あのお寺では、いつお参りしても、朱印を頂ける。」

噂は瞬く間に広まり、そのお寺には、夜中に参拝者が団体で押しかけて、
住職はおろか、近隣の住民も大きな迷惑を受けたそうです

お遍路は修行です。
周囲への配慮を欠いた行動を平気でする者を、修行者とは呼べません。

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最後は、杉本さんのてくてくインタビュー・ひとへんろ。

今回は、駐車場傍にある土産物屋さんの、明るい看板娘
(?)さんが登場。

野菜や果物の他、一番の売り、今治特産の『タオル』。
お薦めは『ほほえみガーゼタオル』だそうです。

お店をやっていると、色々な出会いがありますが、お遍路の方というのは
何かしら『重たいもの』を背負っていて、笑顔であっても、何かの折に、
その『重たいもの』が垣間見えるそうです。

因みに、『きくへんろ。』一行の印象を尋ねますと、

「楽しそう

・・・との事でした(笑)

***********

・・・という訳で、今回のダイジェストはこの辺で。

詳しくは、FMくらしきのOAと、Podcastでチェック!!
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2009/08/02 10:52 | Comments(0) | TrackBack() | 放送内容

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