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2024/04/25 10:02 |
【73番】我拝師山・出釈迦寺《放送内容》
今回のお参りは第七十三番札所、我拝師山・出釈迦寺です。

こちらの山号、前回の七十二番札所と同じです。
つまり、この地域には実際に『我拝師山』という名の山があるのですが、
かつてこの一帯には、大規模な伽藍があったのではと推測出来ます。

なだらかな丘の上に位置するこちらのお寺ですが、奥の院は、断崖絶壁の
『捨身ヶ嶽』です。

ここは、空海さまが七歳の頃、御自身がこの世に必要な人間であるのかを
確かめるために身を投げたところ、そこにお釈迦さまと天女が現われて、
幼い空海さまを抱きとめたという伝説があります。


先に述べた通り、この捨身ヶ嶽は大変に険しい場所で、一般の参拝者には
近付き難い事から、境内に『遥拝所』が設けられています。

珍しい『稚児大師』像が石板に刻まれている、こちらの遥拝所。
山の上に太陽が昇り、より一層、その神々しさの増す午前9~12時頃に
お参りするのがお薦めです

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さて、皆さんお待ちかね、米裕さんの創作小噺『凸凹同行記』。

出釈迦寺へ到着したごんた。
空が近い、山上の美しい景色を目にしてすっかり開放的な気分になって、
そのまま飛べそうな気がしてきたようです

そこでたけやん、実際に飛んだ人・・・空海さまの話を聞かせます。

捨身ヶ嶽から身を投げたところ、仏さまに救われた七歳のお大師さまが、
本尊の釈迦如来像を刻み、お寺を建立されたという伝説ですが・・・

今回のエピソード、さすがのごんたも少々疑ってかかっている様子

確かに、昔から言い伝えられてきた話の中には、現代人の感覚からすると
疑問を抱きたくなるものも含まれています。

ただ、大事なのは、辻褄の合わない枝葉末節にとらわれるのではなくて、
話の本質、語り継いで来た先人達の伝えたかった事を、素直な心になって
読み解く事でしょう。

捨身ヶ嶽の話も、『仏道を歩む者の、身を捨てる覚悟で臨む決意』という
本質を見抜かなければ、ただの荒唐無稽なエピソードでしかありません

***********

山門には、音声案内の設備があります

ただ、音や声、またはガイドブックなどの簡単な説明だけでは、なかなか
伝わりにくい内容もあります。

そんな時に利用したいのが、現地に設置されている掲示板
そこにはためになる情報や、より深い教えが隠されている事もあります

また、彼方の奥の院を拝むため、一行は定められた遥拝所を訪れましたが
捨身ヶ嶽を望む事が出来るのは、勿論その場所だけではありません。

こちらへ参拝される際、各人それぞれがお気に入りの『遥拝スポット』を
探してみるのも楽しいかもしれません


***********

・・・という訳で、今回のダイジェストはこの辺で。

詳しくは、FMくらしきのOAと、Podcastでチェック!!

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2010/04/21 09:49 | Comments(0) | TrackBack() | 放送内容

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